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タイ北部チェンマイで、ユネスコ世界文化遺産への登録を目指す「チェンマイ、ランナー王国の都の記念物・遺跡群・文化的景観(Monuments, Sites and Cultural Landscape of Chiang Mai, Capital of Lanna)」について、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の専門家による現地技術評価が2026年8月3日から8日までの日程で実施されました。チェンマイの世界遺産登録に向けた重要な審査段階となります。
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チェンマイは1296年、マンラーイ王によってランナー王国の都として築かれました。
今回タイが世界遺産登録を目指しているのは、旧市街だけを単独で登録するものではなく、ランナー文化の形成と発展を示す複数の記念物、遺跡、寺院、都市構造、文化的景観を一体として評価するものです。
ユネスコの資料では「Monuments, Sites and Cultural Landscape of Chiang Mai, Capital of Lanna」として登録候補となっており、タイの世界遺産暫定一覧表には2015年から掲載されています。
対象には、チェンマイ旧市街の城壁や堀、ターペー門、チャンプアック門、チェンマイ門、スアンドーク門などに加え、ワット・チェディルアン、ワット・チェンマン、ワット・プラシン、ワット・スアンドーク、ワット・ウモーン、ワット・ジェットヨートなど、ランナー文化を象徴する寺院や文化遺産が含まれています。
世界文化遺産への登録では、ユネスコの諮問機関であるICOMOSによる専門的な評価が重要な役割を担います。
チェンマイ県は事前に、行政機関や自治体、寺院、大学、市民団体などと準備を進め、2026年8月3~8日に行われるICOMOSの現地技術評価に対応しました。
現地では、推薦された文化遺産の保存状態や管理体制、景観、世界遺産としての価値を維持するための取り組みなどが評価対象となります。
ユネスコの資料によると、タイ政府はチェンマイの推薦書を2026年1月14日に正式提出。2027年に開催予定の第49回世界遺産委員会で審議される候補として、推薦書が「Complete(完全)」と確認されています。
チェンマイ県も、ICOMOSの評価など一連の手続きを経て、2027年6月ごろの世界遺産登録に関する結果を待つとの見通しを示しています。
実際の審議では、ICOMOSによる評価をもとに、世界遺産委員会が「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」などを判断します。そのため現時点で登録が決まったわけではありませんが、長年準備を続けてきたチェンマイの世界遺産構想は、いよいよ本格的な国際審査の段階に入りました。
古都チェンマイが「ランナー王国の都」として世界文化遺産に加わることになるのか、2027年の審議が注目されます。
※出典
チェンマイ県「ICOMOSによる8月3~8日の評価と2027年6月の登録結果見通し」
タイ政府「チェンマイの世界遺産登録に向けた準備」
UNESCO World Heritage Centre「Thailand」
UNESCO「2027年第49回世界遺産委員会の推薦案件一覧」
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