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タイ、チュムポーン~ラノーン港に新複線鉄道計画 総延長110キロ、2027年の入札目指す

2026年7月30日 配信

タイ運輸省は、南部チュムポーン県とアンダマン海側のラノーン港を結ぶ新たな複線鉄道計画を推進しています。総延長は約110キロ、事業費は270億バーツ超を見込み、環境影響評価(EIA)が2026年中に承認された場合、早ければ2027年に建設工事の入札を実施する方針です。サンペット・ブンヤマニー運輸副大臣が2026年7月29日に明らかにしました。

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計画されているのは、タイ国鉄の南部本線が通るチュムポーンからラノーン港までを結ぶ複線鉄道です。完成すれば、タイの主要鉄道網とアンダマン海側の深海港が初めて鉄道で直接結ばれることになります。

運輸省は、この区間を国内鉄道網に残された重要な「ミッシングリンク」と位置付けています。現在は北部、東北部、中部、南部から運ばれる貨物を、鉄道からトラックなどに積み替えてラノーン港へ輸送する必要がありますが、新路線の開通後は鉄道で港まで直接運べるようになるとしています。

ラノーン港はアンダマン海からインド洋へつながるタイ西部の物流拠点です。鉄道が整備されれば、インド、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマーなどBIMSTEC加盟国をはじめ、中東やアフリカ方面との貿易拡大が期待されています。

また、国内鉄道網を通じてレムチャバン港、バンコク港、マープタープット港などタイ湾側の港とも接続できるため、貨物輸送ルートの選択肢を増やし、タイを地域の物流拠点として強化する狙いがあります。

タイ国鉄はすでに詳細設計を完了し、現在はEIA報告書の審査手続きを進めています。2026年中に承認された場合、早ければ2027年に入札を開始する見通しですが、実施には今後、関係機関による審査や閣議承認などが必要になります。

サンペット副大臣は、計画を進めるにあたり、地域住民の意見を聞きながら、すべての関係部門が参加する形で検討を進めるとしています。

※出典
タイ政府広報局「サンペット副運輸相、チュムポーン~ラノーン港新鉄道を推進 ミッシングリンクを解消しタイを世界経済へ接続」
Matichon「サンペット副運輸相、270億バーツのチュムポーン~ラノーン港新鉄道を推進 EIA提出、2027年入札見込み」
The Nation「Thailand Pushes 27bn-Baht Rail Link Connecting Gulf to Andaman」