相続財産横領疑惑で無罪判決、クリット・ナロンデート氏が声明発表

相続財産の横領に関する疑惑で訴えられていたタイの実業家クリット・ナロンデート氏は、裁判所から無罪判決を受けたことを明らかにし、2025年9月25日に家族と共に声明を発表しました。

クリット氏は「長年、司法の手続きを尊重して沈黙を守ってきたが、裁判所が私の潔白を認めてくださった。これまでの中傷や不当なイメージは事実ではなかった」と強調しました。

また「今日という日は雨上がりの空のように晴れやかだ」と心境を述べ、裁判所、冷静に報じたメディア、信頼を寄せ続けた父親や弟、そして励ましを送ってくれた家族・友人・知人らに感謝を表明しました。

今後については「母が関わる財団や事業に全力を注ぎたい」と述べる一方、父カセム氏や弟コン氏と共に進めてきた訴訟については「司法のプロセスに委ねる」としました。

最後に、故母プリティップ夫人の教えである「感謝と善行こそが最良の盾である」という言葉を引用し、「どのような困難に直面しても、この信念を持ち続ける」と締めくくりました。