雇い主のクレジットカードを勝手に使用した元運転手の男を逮捕、被害額は100万バーツ超

2025年6月6日、バンコク・トンロー警察署前の駐車場で、37歳の男が逮捕されました。この男は高級コンドミニアムに住む雇い主の部屋からクレジットカード3枚を盗み出し、100万バーツ（約430万円）以上を不正に使用していたとされています。各報道が伝えています。

警察によると、男は雇い主の運転手として働いていました。被害者が使っていなかった複数のクレジットカードを保管していた部屋に入り込み、それらを盗み出して悪用したとのことです。カードはスワンナプーム空港近くの店舗などで多数の買い物に使われており、不正使用の合計額は100万バーツを超えていたと報告されています。

警察は被害届を受けて捜査を開始。男がトンロー警察署を訪れる予定であることを突き止め、待ち伏せして身柄を確保しました。逮捕時、男の所持品からは被害者名義のIDカードやクレジットカード3枚、さらに銃（ブランクガンを改造したもの）と実弾12発が見つかりました。

男は取り調べに対し、クレジットカードを使用する際に「母親のカードだ」と偽って身分証を提示していたと供述。また、購入した品物はすでに全て売り払っており、どこに売却したかは覚えていないとしています。銃については、約1年前にFacebookを通じて1万5000バーツで購入したと述べています。

警察は男に対し、「住居侵入による窃盗」「他人名義の電子カードの不正使用」「他人の文書の不正所持」「無許可の銃器および弾薬の所持」など複数の容疑で訴追する方針です。押収した証拠品とともに、事件はさらに詳しく捜査される見通しです。