パンガン島でフランス人男を逮捕、観光客に刃物を見せつけ威嚇、部屋から大量の武器と薬物

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スラタニ県パンガン島で2025年5月22日、観光客に銃や刃物を見せびらかし威嚇していたフランス人の男が逮捕されました。捜索の結果、宿泊施設内からは大量の武器と違法薬物が見つかっています。各報道が伝えています。

逮捕されたのはフランス国籍の56歳の男。通報を受けた観光警察と入国管理局、地域警察が5月22日夕方、パンガン島バンタイ地区のホテルに踏み込み、男が宿泊客に対してバイクのレンタルや送迎サービスなどを提供していたところを発見しました。

警察の姿を見るなり、男は動揺し、汗をかきながら挙動不審な様子を見せ、意味不明な発言を繰り返したといいます。

ホテルの部屋を捜索した結果、BBガン3丁、ナイフや短剣、鉈、鎌、メリケンサックといった武器類が多数見つかりました。さらに、MDMA（合成麻薬）やサイロシビン含有の「マジックマッシュルーム」、電子大麻（RUNTZブランド）も押収されました。

男は取り調べに対し「武器は趣味で集めていたもの」「薬物はフルムーンパーティーで友人からもらった」と説明しましたが、警察はこの供述に信ぴょう性が乏しいとして、以下の容疑を適用しました。

第一種薬物（MDMA）の違法所持
第五種薬物（サイロシビン＝マジックマッシュルーム）の違法所持
労働許可証なしでの違法就労
未申告・未認可の輸入品所持（電子大麻）

男と押収品は、パンガン島警察署に送致され、今後刑事手続きが進められる予定です。