オーストラリアから「自治体のゴミ」を輸入、大臣が返送を命令

タイ天然資源・環境省 公害管理局（กรมควบคุมมลพิษ、Pollution Control Department：PCD）

タイ天然資源・環境省ワラーウット・シラパアーチャー大臣は2022年7月28日、オーストラリアからタイに送られた130トンのゴミを、オーストラリアに送り返すように命じました。

タイの天然資源・環境省 公害管理局（กรมควบคุมมลพิษ、Pollution Control Department：PCD）局長によると、7月27日にチョンブリ県のレムチャバン港での同局と税関の合同捜査により、最近にInter Pacific Paper社がオーストラリアから輸入した貨物の中に、同社が申告した古紙ではなく、自治体のゴミが含まれていることが判明。ワラーウット大臣は、オーストラリアに送り返すように指示しました。

Inter Pacific Paper社は、貨物を税関コード4704.90.00の「古紙-混合紙」であると申告していましたが、公害管理局と税関の職員がすべてのコンテナを開けたところ、布袋、食品容器、フェイスマスク、ナプキン、スプレー缶、薬のジップロック袋などのゴミが混ざっていました。これらの貨物は、税関コード3825.10.00の「自治体のゴミ」として分類されます。

「自治体のゴミ」は、タイへの輸入はもちろん、タイ経由の積替えも禁止されています。

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