タイ内閣、非常事態宣言の2021年7月31日までの延長を決定

タイ内閣は2021年5月25日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のための非常事態宣言を、2021年6月1日から2021年7月31日まで2ヶ月間延長することを決議し、全国の刑務所や矯正施設における新型コロナウイルス予防のための3億1165万300バーツバーツの予算を承認しました。NNT- National News Bureau of Thailandが伝えています

アヌチャー・ブラパチャイシー（อนุชา บูรพชัยศรี、Anucha Burapachasri）政府報道官は、新型コロナウイルス対策をより効果的に実施し、死亡リスクを低減し、公衆衛生資源の不足に対処するためには、引き続き非常事態宣言が必要であるとして、内閣が非常事態宣言の延長案を承認したことを発表しました。

また内閣は、タイの刑務所および矯正施設における新型コロナウイル予防のための予算として、3億1165万300バーツを承認しました。このうち8,000万バーツは10万件のPCR検査を実施するために使用、51,967,200バーツは重篤な患者を収容するための2つの仮設病院をバンコク都内に建設するために使用、9,268万バーツは地方の刑務所や矯正施設に10の仮設病院を建設するために使用、49,835,500バーツは65の刑務所と施設の検疫室の建設と改築に使用、37,167,600バーツはこれらの施設で新型コロナウイルスから身を守るための機器等の購入に使用されます。

■Cabinet approves two-month extension of emergency decree｜NNT