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タイでもキャンプは人気で、週末になるとキャンプ場には多くの人々が訪れ、自然の中で焚き火、そしてバーベキューなどを楽しみます。しかし国立公園でのキャンプでは、バーベキューが規制されるようです。
タイ天然資源・環境省 国立公園・野生動物・植物保全局(Department of National Park, Wildlife, and Plant Conservation: DNP)は、野生動物への影響を考慮して、国立公園の訪問者が強い匂いのする食べ物、特にバーベキュー肉を調理することを禁止する新たな環境保護規則を制定する予定です。
DNP国立公園事務所のダムラス・ポープラシット所長によると、国立公園を訪れる観光客は、滞在中に屋外で料理を楽しむことが多く、特にテントの外では食欲をそそる料理を作っており、その間匂いに惹かれて猿や鹿がテントの周りをうろつくとのこと。多くのテントで一斉にバーベキューをすることで、その辺りを煙が覆うことになり、野生動物に影響を与えるとしています。
なおバーベキュー禁止令には、簡単な料理に関する条項はなく、インスタントラーメンを茹でたり、コーヒーを淹れたりすることは、今回の強い臭いを対象とした規則の下では認められます。ただし調理のできる時間は、18時から21時の間になるとのこと。
またDNPは、観光客のために調理場を用意したり、施設内のショップでバーベキューをしなくても食べられるものを揃えるなど利便性の向上に努め、将来的には全ての国立公園に食堂を設置することを計画しています。
The Department of National Parks, Wildlife and Plant Conservation (DNP) will impose new environmental protection rule…
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