トンロー警察署が3人の警官を解雇、外国人男性を「薬物検査」で恐喝

日本人も多く住むトンロー周辺を管轄するタイ警察トンロー署は2019年12月27日、フランス人男性を脅して現金を奪ったとして、警察官3人を解雇しました。

各報道によると解雇された警察官3人は、10月28日にバンコクのスクンビット通りソイ43を歩いていたフランス人男性に所持品検査を実施。男性は違法な物は何も所持していなかったのにも関わらず、尿検査のために病院に連れて行かれました。

検査の結果男性からは大麻の陽性反応が出ましたが、警官は男性に対して、友人に電話をすることを許可。友人は男性に、警察官と揉み消しの交渉をするために8000USドル（約245,000バーツ）が必要と話し、同意した男性は友人の恋人の女性に送金。その後男性は釈放されましたが、友人と連絡が取れなくなったとのこと。

その後男性は、友人と警察官が共謀していた可能性があるとして在タイ フランス大使館に連絡し、国家汚職防止委員会に告発しました。

当初トンロー署は、男性の友人と警察官が共謀して男性から現金を奪ったことを否定していましたが、調査の結果、警察官が関与していた確かな証拠が見つかったとして、警察官3人を解雇しました。

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