15歳少女が著作権侵害グッズ制作で逮捕、囮捜査員の注文だった

タイはまもなくロイクラトン（灯篭流し）を迎えます。ロイクラトンとは、川の女神へ感謝の気持ちを捧げて灯籠を川に流す風習のこと。そんなロイクラトンを前にコラートの1人の少女は、学費を稼ぐために自作した灯篭を販売していたのですが・・・。

Facebookを通じて有名キャラクターを使った灯籠を販売した少女が2019年11月1日、著作権侵害をしたとして逮捕され、5,000バーツの罰金が科されました。

上記の一文だけを見ると、明らかな著作権侵害での逮捕・罰金は当然であり、警察はよく仕事をしたと思うでしょう。しかし実際は、少女は通常は著作権侵害の灯籠を作成しておらず、著作権侵害の灯籠は囮捜査員がオーダーしたものだったのです。

少女は囮捜査と知らずにオーダーを受けた後、朝8時から午前1時30分までかけて灯籠を作ったとのこと。しかしどの努力は報われることはなく、逮捕されたのです。

当初少女への罰金額は5万バーツでしたが、少女の祖父は元警察官で、祖父が交渉した結果、罰金額は5千バーツになったとのことです。

地元コラートの警察は、著作権代理人と警察がこの囮捜査に関与したことを認めています。

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