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タイで安心して生活するための予防接種(ワクチン)

2022年1月26日 配信

さわでぃかっぷ。ブレズの飯田です。オミクロンが世間を賑わせておりますが、如何お過ごしでしょうか。今日は、ここ1年間の流行語とも言えよう、ワクチンについてまとめてみたいと思います。


もう最近はワクチンと言えばコロナワクチンですね。これを読んで下さっている皆様も、コロナワクチンの種類や、製薬会社の名前をいくつか覚えていらっしゃると思います。今までの人生の中で、こんなにもワクチンについて調べ、考えたことがあったでしょうか。また、コロナ以外のワクチンについては、皆様どれほど御存知でしょうか。種類や製薬会社名を覚えている方はほとんどいらっしゃらないかと思います。例えば、狂犬病や破傷風ですとか。

今後徐々に移動の制限が緩和するにつれ、コロナ以外の予防接種需要もより高まることが予想されますので、新しくタイに来られる方も、もうお住まいの方も、どのワクチンを打ったら良いのかがわかるように、分かりにくい情報を纏めて書いてみたいと思います。

さて、まずタイに居住される皆様に知っておいて頂きたいのは「どのワクチンを打つ必要があるのか」ですね。人によっては「担当部署から連絡がくるから考える必要がない」と思っているかもしれません。しかし帯同されるご家族の健康を守る意味でも、是非今回の情報はどこかに控えて置くことをおすすめします。ということで、まずは政府の推奨を確認しましょう。

・A型肝炎 <必要>
・B型肝炎<必要>
・破傷風<必要>
・狂犬病<犬や野生動物との接触が予想される場合は推奨>
・日本脳炎<農村部に長期滞在する場合は推奨>

以上が外務省が出している情報です。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/thailand.html

下記にそれぞれの疾病がどんなものなのか書いてみましょう。

■A型肝炎 Hapatitis A【必要】
A型肝炎は、食べ物や生水から感染する可能性があるウイルスです。外食時の氷、生のカキを食べる方、要注意ですね。これは日本では任意の予防接種。という事は、覚えてない方は打つことをお薦めします。厚生労働省及び外務省HPでも推奨されております。

■B型肝炎 Hapatitis B【必要】
血液、体液からウイルスが体内に入る事で感染する疾病で、東南アジアでは症例が多く出ております。当然厚生労働省及び外務省HPでも推奨されております。こちらは最近定期予防接種化されたもので、今日現在でタイで働かれている方は受けていない方が多いのではないかと予想出来ます。そして気になる免疫持続時間は、最低でも15年、20年以上は持つとされております。ただ、それ以上は個人差が出るようです。ブレズクリニックではB型肝炎は慢性化する可能性が比較的高く、感染している状態での予防接種で免疫が形成されない事から、摂取前に抗体検査をしております。こちら下記にオプション検査一覧を記載致しますので、パッケージに併せてご利用頂けると幸いです。

■破傷風 Tetanus【必要】
破傷風菌は土壌や汚れた場所を好んで生息し、傷口から体内に入ることで感染します。重症化すると死に至ることもあり、厚生労働省及び外務省HPでもタイ渡航時に接種が推奨されているのに、子供の頃の定期予防接種の項目に入っていないので、ほとんど全ての人が必要としているのではないでしょうか。

■狂犬病 Rabies【推奨】
そこら中にいますね、犬。あまり説明は要らないと思います。こちらは任意の予防接種には入っておりますが、子供の頃打ったのか覚えていない方、打たれることをお薦めします。厚生労働省及び外務省HPでも”推奨(出来れば受けてください)”とのこと。また、この予防接種は犬だけでなく猫や猿などの動物から受けた傷でもおすすめされます。

■日本脳炎 JE【推奨】
蚊を媒介として感染するウイルスですが、医療業界の中では治療が困難とされ、予防が最も大切な疾患であると言われております。こちら定期予防接種の項目に入っておりますので、多くの方が受けているはずですが、免疫持続期間が4〜5年となっており、25歳までに追加接種をしていない方は初回からやり直しを推奨されているのが、意外と知られていない事実。英語で検索すると、”selective vaccinations”とのことです。特に北部・東北部ではリスクがあると記載しておりますね。国内出張が多い方はお気をつけて下さい。
※参考URL・・・https://www.iamat.org/country/thailand/risk/japanese-encephalitis

■腸チフス Typhoid【番外編】
チフスも汚染された食べ物や生水から感染する菌の1つ。タイで生活する上では、このリスクが無い方は少ないはず。予防接種は日本では定期でも任意でもないので、ご自身で赴任前に選んで受けられてない場合は、大抵受けてないかと予想出来ます。こちらは何故か外務相HPでは言及されていませんが、英語で調べると”推奨される予防接種”として結構出てきます。まぁ用心に越した事はないのでしょうか。
※参考URL・・・https://www.iamat.org/country/thailand/risk/typhoid-fever
※参考URL・・・https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/thailand

以上、これだけとりあえず覚えておけば、タイ赴任時の予防接種については十分といえるでしょう。なお、周辺国に飛ぶ際には、その行き先の国の推奨予防接種項目を確認しておくのも良いですね。

ブレズ薬局グループ
ブレズグループは、バンコクのアソーク、プロンポン、トンローを中心に日本人常駐の薬局とクリニックを運営しております。店舗には日本人通訳が常駐し、風邪、怪我、下痢といった、大きな病院にいくまでもない場合のお薬や治療に関してお気軽に日本語でご相談頂けます。バンコクでの健康管理についてお気軽にお問い合わせ下さい。
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