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中国産エノキタケのリステリア菌問題で輸入検査を強化、十分な加熱を呼びかけ

2026年10月29日 配信

タイ食品医薬品局(FDA)は2026年10月28日、中国産エノキタケの一部製造業者が米国でリステリア菌汚染に関する輸入警告の対象となったことを受け、輸入エノキタケの検査を強化すると発表しました。タイ国内の輸入記録を調べた結果、今回警告された製造業者からの輸入は確認されていませんが、消費者に対しては十分に加熱して食べるよう呼びかけています。



米国食品医薬品局(US FDA)は、リステリア・モノサイトゲネス菌による汚染問題を受け、中国の一部のエノキタケ製造業者を輸入警告「Import Alert 99-35」の対象に指定しました。

これを受けて、タイFDAのスパットラー・ブーンスーム事務局長は、米国側の警告内容を確認するとともに、タイ国内への輸入状況を調査したと説明しました。

初期調査では、今回新たに警告対象となった製造業者からのエノキタケの輸入は確認されていません。

ただし、食品の安全性を確保するため、輸入エノキタケの抜き取り検査を増やし、リステリア菌の検出検査を強化します。また、輸入食品についてもリスクに応じた監視を継続する方針です。

エノキタケは70度超で十分に加熱を

リステリア菌は、土壌や水など自然環境に広く存在する細菌で、エノキタケに限らず野菜や農産物に付着する可能性があります。

タイFDAによると、リステリア菌は適切な加熱によって死滅するため、エノキタケは十分に火を通せば通常どおり食べることができます。

特にタイで人気のシャブ(しゃぶしゃぶ)、スキー(タイスキ)、ムーガタ(タイ式焼肉)などでは、エノキタケを短時間だけ湯にくぐらせるのではなく、中心部まで十分に加熱することが重要です。

タイFDAは、食品の中心温度を70度超にするよう推奨しており、生食や加熱が不十分な状態で食べることは避けるよう呼びかけています。

また、調理前や調理中の手洗い、調理器具の清潔な管理、生の食品と調理済み食品の分離、冷蔵食品の4度未満での保存など、基本的な食品衛生対策も求めています。

飲食店に対しても、調理時の衛生管理を徹底し、エノキタケを十分に加熱してから提供するよう協力を呼びかけています。

※出典:
タイ食品医薬品局(2026年10月28日)
米国食品医薬品局「Import Alert 99-35」
The Nation(2026年10月28日)