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タイ国際航空、洪水で手荷物約8,000個が滞留 10月2日までの解消目指す、空軍100人も支援

2026年10月1日 配信

タイのピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は2026年9月30日、バンコク周辺の洪水の影響でタイ国際航空(THAI)の地上業務に混乱が生じ、スワンナプーム空港などで滞留した乗客の手荷物が約8,000個残っていることを明らかにしました。タイ航空、タイ空港公社(AOT)、タイ民間航空局(CAAT)などが連携して対応を急いでおり、遅くとも10月2日までの解消を目指しています。Thai PBS、Matichon、Khaosodなどタイメディア各社が伝えています。

約1万個が滞留、約1,800個を返却

ピパット副首相兼運輸相によると、9月26日から29日にかけて、タイ航空の乗客の手荷物は合計1万個以上が滞留しました。

洪水によりタイ航空の地上業務スタッフの一部が出勤できなくなったことなどが影響し、手荷物の仕分けや搬送能力が低下しました。

9月29日から30日にかけて約1,800個を乗客に返却し、9月30日時点で約8,000個が残っているとのことです。

Thai PBSは処理済みを約2,000個と表現しており、媒体によって数字の丸め方に違いがありますが、残っている手荷物についてはいずれも約8,000個と報じています。

通常の処理能力は1日最大約2,000個で、当初はすべての処理にさらに3~4日程度かかるとみられていました。

一方、追加人員の投入などによって処理を加速し、10月1日を基本的な目標としながら、遅くとも10月2日までに残る手荷物を処理する方針です。

空軍から100人を追加投入

政府はタイ空軍に支援を要請し、新たに約100人を投入しています。

増援部隊は主に手荷物の持ち上げや移動、搬送などを支援します。

ただし、手荷物タグの確認や便ごとの仕分けなどには専門知識が必要なため、タイ航空の担当職員が中心となって作業を続けています。

さらに貨物の搬送支援として、空軍から搬送機材12セットと運転要員も投入する計画です。

ピパット副首相兼運輸相は、タイ航空だけに責任を負わせるのではなく、AOTや政府機関、軍などが「チーム・タイランド」として共同で問題を解決すると強調しました。

未着手荷物は受け取りか配送

すでに目的地へ移動したものの手荷物を受け取れていない乗客について、タイ航空は専用チームを設置して手荷物の確認を進めています。

所有者を特定できた場合は乗客に連絡し、空港で自ら受け取るか、タイ航空側に配送を依頼するかを選べるようにします。

特に乗り継ぎ便を利用する乗客については優先して対応し、手荷物の遅延によって便を変更したり、乗り継ぎ便に乗れなかったりしたケースについても補償を検討するとしています。

また、手荷物が紛失した場合についても、タイ航空側が対応するとしています。

地上スタッフは約90%まで復帰

タイ国際航空のチャイ・エイアムシリCEOによると、9月30日時点で旅客対応などのフロントラインスタッフは約90%、運航を支える部門は約80%まで勤務体制が回復しています。

ただし、スタッフが通常体制に近づいても、すでに積み上がった手荷物や貨物の処理には一定の時間が必要としています。

9月26日から28日にかけて影響を受けた乗客の未配達手荷物を優先し、専用チームを編成して処理を進めています。

10月2日に105便、7日以内に通常の115便へ

タイ航空は通常、1日あたり約115便の出発便を運航しています。

混乱発生後は、地上業務の処理能力に合わせて一部の便を減便しました。

10月1日は約15便を減らして約100便を運航し、10月2日には約105便まで増やす計画です。

その後、7日以内に通常の1日約115便まで戻すことを目標としています。

タイ航空は影響を受けた乗客への対応と滞留手荷物の処理を優先しながら、段階的に通常運航へ戻す方針です。

貨物も滞留、処理を加速

スワンナプーム空港では旅客手荷物だけでなく、航空貨物にも滞留が発生しています。

ピパット副首相兼運輸相は、貨物輸送についても関係機関が人員と機材を増強して対応すると説明しました。

AOTは滞留した貨物を一時的に保管するスペースを確保し、テントや雨よけ設備なども準備して支援します。

タイ航空とAOTは8時間ごとに進捗状況を確認し、10月1日午後4時にも改めて状況を確認する予定です。

運輸相「国のイメージにも影響」

ピパット副首相兼運輸相は、今回の混乱について、タイ航空だけでなくタイ全体のイメージにも影響を与えたことを認めました。

SNSなどを通じて空港の状況が世界中に広がる中、問題を隠したり責任を押し付け合ったりするのではなく、関係機関が協力して解決することが重要との考えを示しています。

タイ航空のチャイCEOも、影響を受けた乗客やタイ国民に謝罪し、関係機関の支援に感謝するとともに、寄せられた意見を今後のサービス改善に反映するとしています。

※出典
Thai PBS
Matichon
Thansettakij
Thai Post
Khaosod
InfoQuest
Thai Airways-Delayed Baggage
Thai Airways-Baggage Tracking

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