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バンコクの「赤バス」引退へ、EVバス1,520台を2027年3~5月に納入

2026年9月2日 配信

バンコク大量輸送公社(BMTA)は、長年バンコクの街を走ってきたクリーム色と赤色のノンエアコン路線バス、いわゆる「赤バス」1,520台を順次退役させ、エアコン付きEVバス1,520台に置き換えます。BMTAのキティカーン・チョムドゥアン・チャルウォラポンクン局長が2026年9月1日、チャチューンサオ県バーンポー郡のEVバス組立工場を訪れ、導入準備の進捗を確認しました。



新しいEVバスは、2027年3月末までに最初の500台、4月末までに500台、5月末までに520台を納入し、計1,520台をそろえる計画です。

最初の500台については、納入後に約2週間かけて走行試験や緊急時の設備操作などを確認したうえで営業運転を開始します。まず107路線のうち50路線に投入し、ラチャダーピセーク-ラムカムヘンを循環する191番をはじめ、シーロム、バーンラック、クロントゥーイ、ラマ4世通り周辺や、郊外から都心へ向かう路線などで運行する予定です。

新車が投入されるのに合わせ、現在のクリーム色と赤色のノンエアコンバス1,520台は順次退役します。2027年5月末までに新車全1,520台の納入を終える予定で、バンコクで長く親しまれてきた赤バスは大きな転換期を迎えることになります。

9月2日から40台の組み立て開始

キティカーン局長によると、最初の40台分の部品はすでに工場へ到着しており、9月2日から組み立てを開始します。

工場では試作車2台の車体組み立ても進んでおり、完成後は安全性などの試験を実施するとともに、BMTAの運転手による試運転も行われます。

EVバス1,520台は7年間のリースで導入され、ナコンチャイエアーが149億500万バーツで落札しました。製造には中国メーカーの車両が採用され、当初予定されていたFOTONが撤退したため、現在はCRRCの車両を使用する計画となっています。

運賃は15・20・25バーツ案、8バーツ維持から変更も

注目されるのが運賃です。

現在のノンエアコンバスは8バーツですが、新しいエアコン付きEVバスについては、現時点で15バーツ、20バーツ、25バーツの運賃案が示されています。ただし最終決定ではなく、今後の政府の方針を待つことになります。

タイランドハイパーリンクスでは2025年9月、EVバスへの切り替え後も運賃を8バーツに据え置く方針が示されたことをお伝えしました。今回のキティカーン局長の説明では15・20・25バーツ案が示されており、実際の運賃がどう決着するかも今後の焦点となりそうです。

新型車両は、福祉カードの読み取り、クレジットカードやデビットカードを使ったEMVタッチ決済、QRコード決済にも対応します。

また、充電は1台あたり約3時間で、1回の充電で200キロ以上を走行できる設計です。まずケーハ・サムットプラカーン、チェンラック、クローンバーンパイの3カ所に充電設備を整備し、最初の500台に対応します。

長年にわたりバンコクの日常の足として走り続けてきた「赤バス」。2027年春から始まるEVバスの本格投入によって、その姿は段階的に街から消えていくことになります。

※出典
Kittikan Chomdoung Charuworapolkul「1 ก.ย. 2569 เยี่ยมชมกระบวนการประกอบรถเมล์ EV ใหม่ ของ “ขสมก.”」
Daily News「ผอ.ขสมก. พาบุกโรงงานผลิต มั่นใจ มี.ค.70 ได้รับรถเมล์ไฟฟ้าลอตแรก 500 คัน ให้บริการ 50 เส้นทาง」

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