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タイのデジタル経済社会委員会事務局(BDE)は2026年9月1日、タイ国民向けAI利用支援プロジェクト「TH-AI Passport」のプラットフォーム「AiPASS」が本格的にサービスを開始したと発表しました。ChatGPT、Claude、Geminiなど世界の主要AIを含む、15の提供元による計33モデルに対応。15歳以上のタイ国民を対象に無料で提供され、最大500万人の利用を見込んでいます。
「TH-AI Passport」は、タイ国民が生成AIを学習や仕事、ビジネスなどに活用できる環境を整える政府プロジェクトです。
AiPASSでは、複数のAIサービスをそれぞれ個別に契約することなく、一つのプラットフォームからさまざまなAIモデルを利用できます。
TH-AI Passport公式サイトによると、2026年8月28日時点で参加しているのは15のAIサービス提供元による計33モデルです。
OpenAIのGPTシリーズを利用できるChatGPTをはじめ、AnthropicのClaude、GoogleのGemini、Perplexity、DeepSeek、Meta AI、Mistral AI、Alibaba Cloud、Moonshot AIなどが含まれています。
文章作成やプログラミング、画像生成、動画生成、音楽生成、検索・調査など、目的に応じてAIを選択できる仕組みです。
TH-AI Passportの対象となるのは、登録時点で15歳以上のタイ国民です。外国人は対象ではありません。
公式サイトでは、AiPASSを通じて各種AIを無料で利用できると案内しています。
ただし、ChatGPTやClaudeなど各サービスの通常の有料プランを個別に無料契約できるという意味ではありません。AiPASS内で設定された利用レベルや利用枠に応じて各モデルを利用する仕組みで、すべてのAIを無制限に利用できるわけではありません。
プロジェクトでは500万人分の登録枠が用意され、実施期間は2026年8月31日から2027年8月30日までとなっています。
TH-AI Passportの事前登録は8月19日に始まりました。
タイランドハイパーリンクスでは、登録初日の8月19日午後5時までに53万2,692人が登録したことをお伝えしましたが、その後も登録者は増加。BDEによると、8月28日までに130万人を突破しました。
8月19日の登録開始時には、本人確認サービス「ThaID」で一部処理に時間がかかる問題も発生しました。その後、8月31日からAiPASSが利用可能となり、9月1日にBDEが本格稼働を発表しました。
TH-AI Passportでは、AIモデルを利用するだけでなく、AIスキルを学ぶEラーニングも提供されています。
公式サイトによると100以上の講座が用意され、Microsoft、Google for Education、OpenAIなどのパートナーによる学習コンテンツも含まれています。
タイ政府はTH-AI Passportを通じて、学生や会社員、事業者など幅広い層がAIを実際の学習や仕事、ビジネスに活用する機会を広げ、国民のAIスキル向上につなげる考えです。
※出典
BDE「TH-AI Passport」AiPASS本格稼働発表
BDE「TH-AI Passport正式発表、事前登録130万人突破」
TH-AI Passport「プロジェクト概要」
TH-AI Passport「よくある質問」
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