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タイ商務省知的財産局(DIP)は2026年8月13日、タイ北部ランパーン県の名物陶器「ランパーン鶏碗(ชามไก่ลำปาง/Lampang Chicken Bowl)」について、市場で類似商品が販売されているとして、地理的表示(GI)で保護された名称やGIマークを無断で使用しないよう注意を呼びかけました。消費者にも、正規のGI商品を選ぶことで地元生産者やランパーンの陶磁器産業を支援してほしいとしています。
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ランパーン鶏碗は、ニワトリを描いた独特の絵柄で知られる陶器です。タイの地理的表示(GI)として登録されており、「ランパーン鶏碗」という名称は、地域と結びついた伝統的な製品として保護されています。
知的財産局は今回、市場に似た形状やデザインの商品が出回っていることを受け、GI制度でどこまで保護されているのかを改めて説明しました。

ランパーン県で生産された正規品ではない商品や、登録された基準を満たしていない商品に「ランパーン鶏碗」「Lampang Chicken Bowl」などの名称を使用した場合、GI保護に関する法律に違反する可能性があります。
違反した場合は、最高20万バーツの罰金が科される可能性があります。
また、許可なくタイGIマークを商品に使用した場合は商標法違反となり、最高4年の禁錮、最高40万バーツの罰金、またはその両方が科される可能性があります。
一方、ニワトリが描かれた陶器であれば、すべてが違法な「偽物」になるわけではありません。
知的財産局が問題としているのは、正規品ではない商品に「ランパーン鶏碗」というGI名称を使ったり、GIマークを付けたりして、正規のランパーン産であるかのように表示する行為です。
似たデザインの陶器であっても、GI名称やGIマークを使用していなければ、直ちにGI法違反になるわけではありません。
ランパーンはタイ北部にある古い街で、陶磁器の産地として知られています。
街を歩けばニワトリをモチーフにしたものを目にすることが多く、「ニワトリ」はランパーンを象徴する存在の一つです。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが馬車。
ランパーンでは現在も観光用の馬車が街を走っており、「馬車の街」としても知られています。古い街並みの中を馬車が走り、店先にはニワトリ柄の陶器が並ぶ。チェンマイとはまた違った、のんびりとした北部の街らしさがあります。
ランパーンの陶磁器産業では以前から、海外で作られた安価なニワトリ柄陶器との競争が問題になっています。
2024年には、中国製の安価なニワトリ柄陶器がオンライン市場などで販売され、ランパーンの地元生産者への影響が懸念されていることが伝えられました。
今回の注意喚起は、そうした類似商品そのものを全面的に禁止するものではありません。
ただし、正規の基準を満たしていない商品が「ランパーン鶏碗」を名乗ったり、GIマークを使用したりすることについては、法律による保護の対象となります。
知的財産局は、消費者に対して正規のGI商品を確認して購入するよう呼びかけるとともに、GI制度を通じて地域の伝統や生産者を守っていくとしています。
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