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イオンは2026年8月7日、タイでスーパーマーケット事業を展開する子会社「イオンタイランド(AEON Thailand)」の全株式を、タイ小売大手セントラル・リテール傘下のセントラル・フード・リテールに売却すると発表しました。日本経済新聞などが伝えています。
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株式譲渡契約は8月7日付で締結され、株式の譲渡は9月30日を予定。売却額は公表されていません。
イオンはタイでスーパーマーケット「MaxValu(マックスバリュ)」や小型店「MaxValu Tanjai(マックスバリュ タンジャイ)」など計30店舗を展開しています。
タイ側でも、セントラル・リテール(CRC)が傘下のセントラル・フード・リテールを通じてAEON Thailandの株式を取得する契約を締結したことが報じられています。
現地報道によると、取得する30店舗については今後、立地や顧客層に合わせてセントラル側が展開するスーパーマーケット「Tops」の各業態へ転換していく方針です。
また今回の取得対象には、MaxValuの店舗網だけでなく、調理済み食品などを手がける食品加工施設や、90万人を超える顧客基盤も含まれると伝えられています。
一方、日本経済新聞によると、売却後も約1300人の従業員については雇用や労働条件が維持される見通しです。
イオンは1984年、現地法人「サイアムジャスコ」を設立してタイ市場へ参入。その後、MaxValuを中心に店舗網を拡大し、ピークだった2016年には約80店舗を運営していました。
しかし近年は、タイ国内で高級スーパーとディスカウント型店舗の双方への需要が高まる中、競争が激化。イオンはタイのスーパーマーケット運営から撤退し、今後は成長市場と位置付けるベトナムを中心に、マレーシア、カンボジア、インドネシアなどへ経営資源を振り向ける方針です。
なお、タイで展開するドラッグストアやアミューズメント、金融事業などは今回の売却対象ではなく、事業を継続します。
30店舗のMaxValuがTopsへ転換されれば、タイで長年親しまれてきた「MaxValu」の看板は姿を消すことになります。
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