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タイ西部カンチャナブリ県のサイヨーク国立公園で、群れからはぐれた生後2週間未満とみられる野生の子ゾウが発見され、国立公園の職員と獣医師らによって救助されました。
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子ゾウは重度の脱水症状などで衰弱しており、現在は国立公園内に設けられた一時保護施設で、24時間態勢の治療を受けています。
タイ国立公園・野生動植物保全局によると、7月30日午前6時ごろ、サイヨーク郡サイヨーク地区のメーナムノイ川沿いで、群れからはぐれた子ゾウがいると住民から連絡がありました。
現場は船で1~2時間かかるアクセスの難しい森林地帯で、サイヨーク国立公園の職員が船で向かい、子ゾウの様子を確認しました。
職員が夜通し監視したところ、子ゾウは何度も母親を呼ぶような鳴き声を上げていましたが、群れからの反応はありませんでした。
周辺では大雨が続いていたことから、増水した川の流れに押し流され、約2日前に群れと離れた可能性があるとみられています。職員は獣医師の指示を受け、子ゾウにミルクを与えて命をつなぎました。
7月31日午前9時ごろ、獣医師チームが子ゾウを診察しました。
子ゾウはオスで、体重は約40キロ。生後2週間未満と推定されています。
診察では、重度の脱水症状のほか、口の中の水疱や炎症、結膜炎、へその傷などが確認されました。口の痛みによってミルクを十分に飲むことができず、獣医師は危険な状態にあると判断しました。
また、現場周辺では鉄砲水が発生する危険もあったため、職員らは子ゾウをサイヨーク国立公園の事務所へ緊急搬送しました。
サイヨーク国立公園のピーラ・プアンマーリー所長によると、公園側は子ゾウを保護するための仮設の囲いを設置し、周辺の消毒を実施しました。
職員が交代で24時間見守り、獣医師チームの指示を受けながら治療を続けています。
8月1日には血液を採取し、子ゾウに重い症状を引き起こすことがあるゾウヘルペスウイルス感染症「EEHV」の検査を行う予定です。検査結果が判明するまでは、感染症対策のため隔離施設で経過を観察します。
国立公園と獣医師チームは、子ゾウの回復に向けて治療を続けるとしています。
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