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タイ入国管理局の広報ページ「IMM Thailand」は2026年7月21日、タイの空港における入国審査の長蛇の列を批判する動画について、欧州の空港における混雑状況などを挙げて反論する文章を紹介しました。タイでは、スワンナプーム空港の入国審査で、時間帯によって2~3時間待ちになるとの指摘が観光業界から出ており、SNSでも長い列を撮影した動画が拡散されています。
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今回の投稿は、タイの入国審査について「世界で最も列が長い」などと批判する動画を念頭に置いた内容です。
投稿では、欧州をはじめとする海外の入国審査でも、全ての審査ブースに係官が配置されず、外国人旅行者が3時間以上待つ事例があると指摘。一方、タイでは、旅行者が集中するピーク時間帯に可能な限り多くの係官を配置していると説明しました。
投稿によると、タイの主要空港では到着便が連続する時間帯に、1時間あたり5,000~6,000人の旅行者が入国審査場へ流入することがあります。
通常便に加えて遅延した便が同じ時間帯に到着した場合、1時間に25便以上、さらに遅延便5~6便が重なることもあるとしています。
旅行者が審査場に入る速度が、入国審査を終えて出ていく速度を上回ることで、ターミナル内に一時的な「ボトルネック」が生じ、列が長くなるとの見方を示しました。
入国審査では、係官が単にパスポートへスタンプを押すだけではなく、旅行者1人につき7段階の確認を行っていると説明。それでも、通常は1人あたり45秒以内で審査を終えていると主張しています。
また、到着便が集中する時間帯に、旅行者が列に並んでから審査カウンターへ到達するまでの時間を計測したところ、おおむね1時間以内で列を処理できたとしています。
係官についても、混雑時には3~4時間連続で審査ブースに座り、トイレへ行くために席を離れることも難しい状況になると説明しました。
投稿では、タイの入国審査と比較する事例として、欧州の出入域管理システム「EES(Entry/Exit System)」による混雑も取り上げています。
EESは、EU域外の国籍を持つ短期滞在者について、パスポート情報、顔画像、指紋、入出国日時などをデジタルで記録するシステムです。2025年10月12日から段階的に導入され、2026年4月10日に全面運用が始まりました。
欧州の一部空港や国境検査場では、EESの手続きや機器の問題などにより、繁忙時の待ち時間が最大5時間に達したとの報告も出ています。航空会社や空港関係団体は夏の旅行シーズン中の一時停止を求めましたが、EU側はシステム全体の停止には応じていません。
投稿は、タイの入国審査に対する批判について、「全ての指摘を改善に生かしており、関係機関も問題を放置しているわけではない」と説明しました。
そのうえで、海外の空港で長時間待った場合には他国の入国管理当局を批判する動画を撮影しない一方、タイへ帰国した際には、国の利益と安全を守るために外国人を審査しているタイ入管を批判する人がいるとして、不満を示しています。
なお、今回の文章は、タイ入国管理局が統計資料を添えて発表した正式な声明ではありません。外部のFacebookページ「เชิงรณ Charlie Fanpage」が掲載した文章を、IMM Thailandが紹介したものです。
このため、1時間あたり5,000~6,000人、7段階の確認、1人45秒以内といった数字については、IMM Thailandが紹介した投稿内の説明として見る必要があります。
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