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バンコクのウィチャイユット病院に勤務する呼吸器疾患専門医のマヌーン・リーラチャウォン医師(นพ.มนูญ ลีเชวงวงศ์)は2026年7月21日、37歳のタイ人男性からエムポックス(Mpox)の「クレード1b」が検出された症例を明らかにしました。
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男性は7月16日、発熱や悪寒、筋肉痛、倦怠感が3日間続いたため医療機関を受診しました。熱が下がった後、顔や胸、腹部、背中、脇腹、手、腕、脚、性器、肛門周辺などに小さな膿疱が現れたということです。目や口の中には病変は確認されませんでした。
診察時には発熱はなかったものの、両側の鼠径部でリンパ節の腫れが確認されました。膿疱の内容液と病変表面から採取した検体をPCR検査した結果、エムポックスウイルスのクレード1bが検出されました。
男性は発症のおよそ1カ月前に外国人男性と性的接触があったと説明しています。ただし、医師の投稿では、今回の性的接触が感染源であると確定したとはされていません。
また、男性はHIV感染症の基礎疾患があり、約15年間にわたって抗HIV薬を継続的に服用していました。ウイルス量は良好にコントロールされており、過去には梅毒への感染歴もあったということです。
男性はHIV感染症があることから重症化リスクのある患者と判断され、エムポックス治療薬のテコビリマット(Tecovirimat)を1日2回、2週間服用する治療が開始されました。
服用後にアレルギーなどの副作用はみられず、皮膚にできた膿疱は小さくなったとしています。
男性は通常、単身で生活していることから、医師は約3週間の自宅隔離を指示しました。すべての病変がかさぶたになり、かさぶたが剥がれ、新しい皮膚で完全に覆われるまで、他人との接触を避けるよう求めています。
エムポックスは感染者の皮膚病変や体液、汚染された寝具などとの密接な接触によって感染する可能性があります。タイ保健省疾病管理局は、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどが現れた場合には、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
なお、今回の症例はマヌーン医師が診療した個別の症例として公表したもので、タイ保健当局による国内感染状況の公式発表とは異なります。
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