|
2026年7月2日、タイ東北部ローイエット県で、肝吸虫症と胆管がんの予防を呼びかけるイベント「新世代イサーン人の肝吸虫・胆管がん予防フェスティバル(มหกรรมคนอีสานรุ่นใหม่ปลอดพยาธิใบไม้ตับและมะเร็งท่อน้ำดี)」が開催され、チャチャワン・ベンジャシリウォン県知事が肝吸虫の着ぐるみ姿で登場しました。
★こんな記事も読まれています★
11歳少年が運転するピックアップトラックが巡礼中の僧侶に突入、僧侶9人死亡
イベントは、コンケン大学胆管がん研究所が、タイ健康増進財団(ThaiHealth)の芸術文化メディア健康増進プログラムや関係機関と共同で開催したものです。
チャチャワン知事は、ローイエット県で3年以内に肝吸虫の感染をなくすことを目標に掲げ、2027年には胆管がんによる死亡者数を現在の年間約400人から200人へ、50%減らしたいとの方針を示しました。
知事によると、感染源として特に注意が必要なのは、コイ科の淡水魚を生で食べる習慣です。タイ東北部では、生魚を刻んで香辛料などと和えた「ゴーイ・プラー」が食べられていますが、ライムを搾ったり、赤アリの卵を加えたりしても、魚が十分に加熱されたことにはならず、寄生虫は死滅しないと警告しました。
ローイエット県保健当局によると、肝吸虫は感染後7年から20年ほど症状を示さない場合があります。寄生虫の段階で発見できれば駆虫薬による治療が可能ですが、胆管がんに進行してからでは治療が難しくなるとしています。
県内では、尿を使った簡易検査キット「OV ATK」による検査も進められています。これまでに5,874人を検査したところ、約30%で感染が確認されたとされ、県は今年中に10万人の検査を目指しています。
特にノーンポーク郡では感染リスクが81%に達したとされ、ポーンサイ郡でも多くの感染が確認されています。県は地域の保健ボランティアと連携し、15歳以上の住民を対象に検査と啓発活動を進める方針です。
関連記事
新着記事