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バンコク列車衝突事故、運転士に薬物反応 正式資格未取得も判明

2026年5月18日 配信

タイ運輸省鉄道局は2026年5月17日、バンコクのアソーク=ディンデーン通りの踏切付近で発生した列車と路線バスなどの衝突事故を受け、タイ国鉄に対し、列車運転士や運行管理に関わる職員を対象に、薬物検査とアルコール検査を100%実施するよう命じました。

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この事故は2026年5月16日、レムチャバン発バンスー方面行きの貨物列車第2126便が、路線バス3-30系統、いわゆる旧206番バスや、自動車、バイクと衝突したものです。事故では8人が死亡し、30人が負傷しました。

鉄道局のピチェート局長によると、警察からの情報として、同列車の運転士の尿検査で薬物使用を示す反応が確認されたということです。

鉄道局は、鉄道利用者と道路利用者の安全を重視するとして、タイ国鉄に対し、列車の運転や運行管理を担当する職員に加え、遮断機係、転轍係など安全に関わる地上職員についても、各勤務シフトに入る前に薬物検査とアルコール検査を行うよう、緊急命令を出しました。方針は「Zero Tolerance」、つまり薬物やアルコールを一切認めないというものです。

また鉄道局は、事故を起こした運転士について、鉄道局が発行する「職務従事者資格」をまだ取得していなかったことも明らかにしました。これを受け、同運転士の職務を停止し、タイ国鉄に対して重大な懲戒調査委員会の設置を命じました。

さらに、事故に関係する列車運転士と遮断機係を直ちに停職させ、法に基づいて厳正に対応するよう指示。薬物反応が確認された人物が、人命に関わる列車運行の業務に就いていた経緯について、関係する上司や管理体制にも踏み込んで調査する方針です。

鉄道局は、2025年制定の鉄道輸送法第90条に基づき、職務従事者に酒類、薬物、向精神性物質などの摂取が疑われる場合、鉄道輸送検査官が検査や検査命令を行う権限を持つと説明しています。現在、同法の運用に必要な告示の整備も進めているということです。

鉄道局は今回の命令について、鉄道の安全性に対する国民と乗客の信頼を回復するための措置だとしています。