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韓国が不法滞在のタイ人に自主帰国を呼びかけ、罰金免除の特別措置を開始

2025年12月5日 配信

韓国の出入国・外国人庁は、同国で不法滞在している外国人を対象にした「自主帰国プログラム(Special Voluntary Return Programme)」を開始しました。対象期間は 2025年12月1日から2026年2月28日まで となっており、期間中に自主的に申告して帰国する場合は 不法滞在の罰金が免除される としています。



ソウルの在韓タイ王国大使館は12月4日、この制度についてタイ人に向けて注意喚起を行い、韓国で不法滞在中のタイ人がこの機会を活用して帰国するよう呼びかけました。

韓国では長年にわたり不法滞在の外国人が増加しており、統計上はタイ人が常に上位を占めています。ノービザで入国後に滞在を続けるケースが多く、工場や農業、サービス業での就労を目的とした不法滞在が社会問題となっています。韓国政府は長年、取り締まり強化や入国審査の厳格化を行ってきましたが、依然としてタイ人不法滞在者の数は高い水準にあります。

今回の自主帰国プログラムでは、オンライン申告または出入国管理事務所での申請が可能で、出国の3〜15日前までに報告する必要があります。申告後は「自主帰国申告確認書」が発行され、空港での出国手続きがスムーズになる仕組みです。また、パスポートを所持していない場合でも、大使館が発行する渡航書類(通称「パス白」)で帰国が可能です。

在韓タイ大使館は「将来的な入国制限や罰則を避けるためにも、この特別措置を活用して円滑に帰国してほしい」とし、必要な手続きについて最大限支援する姿勢を示しています。

韓国政府は、不法滞在者への罰則緩和と自主的な帰国促進により、来年以降の不法滞在数の大幅な削減を目指す方針です。

 

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