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世界の昆虫食文化に迫る新刊『世界の虫を食べてみたい』発売

2025年12月2日 配信

タイでは、市場の屋台や地方のナイトマーケットなどで昆虫食を目にする機会が多く、旅行者の方にとっても身近な存在ではないでしょうか。そうした“日常の一部”としての昆虫食を、世界規模で深く掘り下げた書籍『世界の虫を食べてみたい 幻の「ミツツボアリ」と「素数ゼミ」を追い求めて』が、株式会社緑書房より2025年11月28日に発売されました。

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本書では、タイでもよく知られるコオロギやタガメ、タランチュラに加え、体内に蜜を蓄えることで知られるオーストラリアの「ミツツボアリ」や、素数周期で大量発生するアメリカの「素数ゼミ」など、非常に珍しい食用昆虫を実際に食べた体験が紹介されています。著者が五大陸を巡り、現地の文化としての昆虫食や、産業として育つ昆虫養殖の現場に触れながらまとめた一冊です。

旅行記として楽しめるだけでなく、環境負荷の少ない次世代食材として注目される昆虫食の入門書としても役立つ内容となっています。昆虫の生態、文化、産業、流通など幅広いテーマが取り上げられており、グルメ・旅・環境に関心のある方にも読み応えのある構成です。


書籍情報

書名: 世界の虫を食べてみたい 幻の「ミツツボアリ」と「素数ゼミ」を追い求めて
著者: 吉田誠
発行: 株式会社緑書房
体裁: 四六判/224頁/オールカラー
定価: 2,970円(本体2,700円+税)
発売日: 2025年11月28日
ISBN: 978-4-86811-047-7
案内ページ: https://www.midorishobo.co.jp/SHOP/1670.html


主要目次(全文)

<第1章 昆虫食との出会い──「ゲテモノ」ではなく「産業」だった>

1 卒論のテーマが見つからない!
2 虫を食べに、タイへ飛べ!?
3 タイには「コオロギ農家」がいた
4 実践、昆虫養殖! タイ100日生活
5 早起き必須 タイの食用昆虫巡り
6 衝撃の、カメムシ踊り食い体験
7 カンボジア・タランチュラの街
8 タガメ採集地帯とライトトラップ
9 虫食いサラリーマン誕生

<第2章 ミツツボアリを食べたくて──幻の天然スイーツを求め、オーストラリアへ>

1 魅惑のミツツボアリ
2 ミツツボアリが食べられる⁉ 降って湧いた朗報
3 初っ端から崩れる計画! 飛行機遅延で辿り着けない
4 90分睡眠と鉱山の街
5 いざ、ミツツボアリ採集へ
6 ハズレアリもいる?
7 寝起きのウィチティ・グラブと文明の利器
8 3Dプリンタを操るアボリジニ家族とグラブ味見
9 レッツ・ミツツボアリテイスティング!
10 後日談。そしてバズる投稿

<第3章 周期ゼミを追いかけろ!——北米昆虫食紀行>

1 セミアイスと素数ゼミ大発生
2 221年ぶりの邂逅 13×17年ゼミ
3 セミを求めてシカゴへ凸撃
4 221年丼を作る
5 昆虫食のメッカ、メキシコのオアハカへ
6 メキシコシティの昆虫食は観光客仕様

<第4章 地球ぐるっとサゴワーム食べ歩き──アジアから南米まで>

1 脂がのっていて最高に旨い虫=サゴワーム
2 『昆虫食大全』をヒントに、南米ペルーのアマゾンで探してみた
3 マレーシアで棚ボタ的に出会った、ボルネオ島のサゴワーム
4 壮観! タイのサゴワームの缶詰生産企業
5 国際協力×食用昆虫! ラオスでのサゴワーム養殖の取り組み
6 サゴワームの流通手段を探れ
7 サゴワームを求めて

<第5章 古くて新しい昆虫食⁉>

1 昆虫食とは
2 注目を集める昆虫食
3 昆虫の栄養
4 食用昆虫の輸入事情
5 昆虫産業と昆虫食
6 様々な養殖昆虫
7 美味しい昆虫を食べよう!

<第6章 そして美味しい昆虫の養殖へ>

1 温帯日本で昆虫養殖?
2 中国へ学びに行こう!
3 野生の親を集めに行こう
4 大豆畑で昆虫飼育! いざ国内初養殖へ
5 さあ美味しい昆虫を育てよう

<巻末付録>

実践! 昆虫食の基本ルール

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