両替レート
|
|

タイ北部チェンマイで外国人観光客から金銭を受け取る様子を撮影された交通警察官が、懲戒免職処分を受けました。退職を目前に控えた時期での処分となり、年金などの退職給付はすべて失われることになります。
この出来事は2025年9月24日夜、チェンマイ中心部ナイトバザール付近で発生しました。現場にいた通行人が、外国人のバイク運転者から交通警察官が紙のようなもの(現金とみられる)を受け取る場面を撮影し、映像は翌25日にかけてSNS上で急速に拡散。警察の汚職疑惑として大きな注目を集めました。
警察は直ちに調査委員会を設置し、事実確認を進めました。9月27日、委員会は映像に登場する交通警察官による金銭要求行為を「恐喝」にあたる重大な規律違反と認定。チェンマイ県警は懲戒免職を勧告し、正式な処分が決定されました。
処分を受けた警察官は9月30日に定年退職を迎える予定でしたが、退職直前での免職により、国家公務員としての年金や医療補助といった各種給付はすべて失効します。
この件は、観光客への不当な取り締まりや汚職問題への批判が高まるなかで発生したもので、警察当局は「厳正な対応をとる」と強調しています。
関連記事
新着記事