豚肉を無許可販売、カンボジア人夫婦をバンコクで現行犯逮捕

バンコク首都警察は2025年7月14日午後2時35分ごろ、バンコク・クローンサーンワー区のハタイミット市場内で、無許可で精肉販売を行っていたカンボジア国籍の男女（夫31歳、妻30歳）を現行犯逮捕しました。

警察によると、2人は市場の屋台で豚肉を販売していたもので、買い物客から現金のみで代金を受け取っており、QRコードなどの電子決済は一切使用していませんでした。警察は現場での張り込み捜査の末、販売行為の現場を確認し、身分証の提示を求めたところ、2人はカンボジア人であることを認め、流暢なタイ語で対応しました。通訳の使用は希望しませんでした。

押収された証拠品には、豚肉18袋、デジタルはかり1台、電卓1台、プラスチック製まな板1枚、豚肉解体用の包丁2本などが含まれていました。

両名は「外国人でありながら法律で禁じられている業務（店舗前での物品販売）に従事していた」として、外国人労働に関する法令違反の疑いで、ニミットマイ警察署により送検され、今後正式な手続きを経て処分が決定される見通しです。