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静岡県静岡市の「静岡蒸溜所」は、見学ツアーでタイ語を含む10言語に対応したスマートフォン音声ガイドを導入しました。ガイアフロー株式会社が2026年9月30日に発表しました。サービスは8月1日から提供されています。
新たな音声ガイドは、日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、タイ語の10言語に対応。蒸溜所内の20スポットについて、各言語で約60分の解説を聞くことができます。

利用者は自分のスマートフォンを館内の無料Wi-Fiに接続し、QRコードから音声ガイドにアクセスします。専用アプリをインストールする必要はなく、イヤホンやヘッドセットを利用することもできます。
また、ツアーガイドの進行に合わせて音声が再生される仕組みで、参加者は選択した言語で同じタイミングに解説を聞くことができます。音声データは事前にダウンロードされるため、館内で電波が弱い場所でも再生が途切れにくいとしています。
静岡蒸溜所では、海外からの見学客が増加する中、これまで日本語を中心にツアーを実施し、一部で英語による案内も行ってきました。一方、言語の違いによって蒸溜所の特徴を十分に伝えにくいことが課題になっていたといいます。

静岡蒸溜所では、間伐材を燃料に使った薪直火による蒸留や、静岡県産の杉を使用した発酵槽などを採用しています。今回の多言語化により、こうした蒸溜所独自の取り組みについても、それぞれの母語で詳しく知ることができるようになります。
代表の中村大航氏は、AIを活用してガイド用の台本を複数言語に翻訳したと説明。利用者自身のスマートフォンで視聴できるシステムを開発したことで、今後さらに多くの海外客を迎えたいとしています。
音声ガイドの利用料は無料で、見学ツアー料金は1,100円。今後は利用者からの意見をもとに、対応言語をさらに増やすことも検討するとのことです。

静岡蒸溜所は2016年からシングルモルトウイスキーの製造を開始。静岡産の原料や地域資源を生かしたジャパニーズウイスキー造りを進めています。
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