|

タイ東部チャチューンサオ県バーンクラー郡サメットタイ地区で、ユダヤ人向け墓地として利用が計画されていた土地をめぐり、地元行政は2026年9月3日、墓地の許可はすでに期限切れとなり、更新も認められていないと説明しました。SNSなどでは「最大1,200区画の墓地が設けられる」との情報が広がっていましたが、地元行政は現在、この場所での埋葬は認められていないとしています。タイラット、マティチョンなどタイメディアが伝えました。
問題となっている土地は、サメットタイ地区ムー2にあり、墓地として使用する部分は約6ライ20平方ワーとされています。
報道によると、民間企業が2021年ごろから墓地の設置に向けた手続きを進め、その後、許可の更新を申請しました。しかし、道路や公共水路との距離などが基準を満たしていないとして更新が認められませんでした。
チャチューンサオ県側も更新を認めず、内務省への不服申し立ても期限を過ぎていたため受理されなかったとされています。現在は行政裁判所での手続きが進められています。
サメットタイ行政区のキティポン・シールアン首長は9月3日、現在この土地を墓地として使用する許可はなく、新たに遺体を埋葬することはできないと説明しました。
タイラットによると、県側は許可されていた時期に1体が埋葬されたものの、その後すでに別の場所へ移され、現在この土地には遺体は埋葬されていないと説明しています。
一方、Jewish Community of Thailandの公式サイトには、行政側の説明とは異なる記録があります。
同コミュニティのラビ、ヨセフ・カントール氏は2026年5月、バンコクにある従来のユダヤ人墓地がほぼ満杯になったため、数年前から新たな土地の取得を進め、チャチューンサオ県に土地を購入したと説明しています。
さらに、新しい墓地を埋葬地として登録し、ユダヤ教の儀式に沿って開設したとしたうえで、その日に行われた埋葬について、新しい墓地で3人目の埋葬だったと記しています。
このため、行政側が把握している「1体」と、ユダヤ人コミュニティ側が公表している「3人」の間には食い違いがあります。現時点では、この違いが生じた理由は明らかになっていません。
今回の問題をめぐっては、SNSや一部メディアで「約1,200区画を設ける計画」との情報が広まり、周辺住民から水源などへの影響を懸念する声も出ています。
ただし、1,200という数字について、現時点で確認できる行政文書は公表されておらず、サメットタイ行政区側も情報の出所について疑問を示しています。
そのため、「1,200人を埋葬する墓地が行政に認可された」とする事実は確認されていません。
現在、問題となっている土地では墓地としての利用や新たな埋葬は認められておらず、今後については行政裁判所での手続きなどを経て判断されることになります。
※出典
Jewish Community of Thailand「Shabbat Shalom from Bangkok」
Thai Rath「ไม่มีศพแล้ว ผู้ว่าฯ ฉะเชิงเทรา แจงปมสุสานชาวยิว ยันไม่ต่อใบอนุญาต」
Matichon「นายก อบต.แปดริ้วโต้ข่าวสุสานยิว ยันสั่งเบรกใบอนุญาตนานแล้ว」
関連記事
新着記事