タイの伝統ソーセージ2種が世界ランキング入り

人気の食の情報サイト「TasteAtlas」が発表した最新ランキング「2025年 世界の調理済ソーセージ50選（50 Best Cooked Sausages in the World）」において、タイの伝統的なソーセージ2種が選出されました。2025年7月24日にタイ政府広報局が伝えています。

ランキングで紹介されたのは以下の2品です。

第23位：サイクローク・イサーン（Sai Krok Isan）
　タイ東北部発祥の発酵ソーセージで、豚ひき肉にもち米、にんにく、塩を混ぜて自然発酵させたもの。独特の酸味と深い風味が特徴で、焼きまたは揚げて食べるのが一般的。生唐辛子やしょうが、にんにくのスライスとともに提供される、屋台の定番料理です。

第49位：サイウア（Sai Ua）
　タイ北部に伝わるハーブソーセージで、豚ひき肉にレッドカレーペースト、レモングラス、コブミカンの葉、地元のハーブなどを練り込み、香り高く仕上げた一品。外はカリッと、中はジューシーに焼き上げられ、ランナー地方の伝統を感じさせる味わいが魅力です。

今回の選出は、地域ごとに異なる食文化を持つタイ料理の奥深さと多様性を改めて示すものとなりました。

なお、今年のランキングで1位に輝いたのはイタリアの「サルシッチャ（Salsiccia）」。ハーブやスパイスを練り込んだ生ソーセージで、燻製や熟成を行わず、素材の旨味を存分に味わえるのが特徴です。

ランキングの全文はTasteAtlasの公式サイトにて公開されています。
▶ TasteAtlas公式ページ（英語）