有名医師、7日間のバンコク封鎖を提言

王室後援のタイ胸部学会（Thoracic Society of Thailand under Royal Patronage、สมาคมอุรเวชช์แห่งประเทศไทย ในพระบรมราชูปถัมภ์）会長のニティパット・ジアンクン博士は2021年6月23日、自身のFacebookページで、バンコクは少なくとも7日間の封鎖（ロックダウン）をするべきだと提言しました。

ニティパット博士によると、バンコクでは毎日1000人前後の新型コロナウイルス陽性者が出ており、今後1日あたり数千人に達する可能性があります。現在の第3波では多くの子供や高齢者、リスクの高い病気を持つ人が感染しており、これはパンデミックが地域社会にまで広がっていることを示しています。

このような状況では病院のベッドが不足し、治療の水準が下がることで感染がさらに広がる可能性があるといいます。そこでニティパット博士は第4波を防ぐために、バンコクを少なくとも7日間封鎖し、既存の問題を解決し、新たな問題の発生を防ぐことが重要だと提言しました。最も重要なのは、バンコクから地方への移動を禁止することとのことです。