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あのタイ料理もランク入り!2021年「この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング」

2021年5月28日 配信

毎年5月29日はエスニックの日ということで、「一般社団法人 日本エスニック協会」は「日本エスニック協会が予測する“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング」の結果を発表致しました。調査期間は2021年4月23日(金)〜2021年4月30日(金)。調査対象は日本エスニック協会員130名です。



第3位 パッタイ(タイ)

第3位となったのは、米粉麺を使った焼きそば「パッタイ(ผัดไทย)」。玉子で包んだオムそば風パッタイも人気ですね。

パッタイ(ผัดไทย)パッタイ(ผัดไทย)

〜まるでタイそのもの?!タイを代表する麺料理〜
第二次世界大戦時、タイが戦乱と水害の影響による米不足で米の価格が高騰した際に、当時のピブーンソンクラーム首相が国民に対して米の消費量を抑えるために米よりも入手しやすい米麺を食べることを推奨した事から米麺食がタイ全土に広まりました。更には全てタイ産の食材を使い新しい国民食を作ろうと生み出されたのが“パッタイ”です。中国から伝わった米麺をタイ料理にするために、中国由来である豚肉は使わずに海老を使いタイの料理に。それまで米麺を“グェイティオーパッ”(炒め麺)と呼んでいたのを“パッタイ”(タイ炒め)と呼ぶようになりました。パッタイのおいしさは、ナムプラーの塩味、タマリンドの酸味、ココナッツシュガーの甘味が三位一体となったパッタイソース。弾力のある米麺にソースが絡み、ピーナッツやチャイポー(たくあんのような漬物)の歯ごたえのある食感、玉ねぎ、干し海老の複雑な旨味、生もやし、にらなどのさっぱりとさせる材料が複雑に交じり合い、五感を刺激するおいしさです。一皿の中で、様々な味覚と食感、香りが混ざり合い調和され、まるでタイそのものを象徴する料理といえるのではないでしょうか。現在は、ちょっと凝ったおうちエスニックを楽しむ層からの支持も強く、自宅レシピを公開している人も増えています。
(解説:日本エスニック協会アンバサダー 長澤 恵)

 

第2位:プーパッポンカリー(タイ)

人気のレストラン「ソンブーン」が元祖と言われるカニのカレー炒め「プーパッポンカリー(ปูผัดผงกะหรี่)」。タイを訪れたら、必ず食べたい一品ですね。

プーパッポンカリー(ปูผัดผงกะหรี่)

〜蟹をスパイシーなカレー粉と卵で炒めるタイの人気料理〜
もともとポルトガルからインド、中国を経由して伝わったプーパッポンカリーは、タイで非常に人気のあるメニュー。タイでは、中華系タイ料理の店、又はシーフードレストランで特に人気です。老舗中華系タイ料理店の「ソンブーンシーフード」ではスペシャリテとして非常に有名です。この料理に使われる蟹の種類で人気なのは、タイ語で“プータレー”、英名は主に“マッドクラブ”和名は主に“ノコギリカザミ”と呼ばれる種類で、肉厚で身入りが良く、甘く食べ応えがあります。その蟹をぶつ切りにして、スパイシーなカレー粉と卵で絡ませます。ここに決め手となるチリインオイル(にんにく、玉ねぎ、唐辛子、干し海老を炒めた薫り高いオイル)をたっぷりと加えることによって、味に深みと奥行きを醸し出します。フワッ、トロッとした、まろやかな風味は日本人が絶対的に好きな味。蟹をほぐしながら(手と口がベタベタになっても!)一心不乱にむしゃぶりついてしまうこの料理は、ビールのつまみにはもちろん、マイルドな味わいで旨味たっぷりのカレーをごはんにかけて、メインとしても楽しめます。
(解説:日本エスニック協会アンバサダー 長澤 恵)

 

第1位:ビリヤニ(インド)

見事ナンバーワンとなったのが、ビリヤニ。南アジアの料理とされていますが、タイでも「カオモックガイ(ข้าวหมกไก่)」の名前で、タイ南部のイスラム教徒を中心に、全国で広く食べられています。ちなみに下の写真もタイの「カオモックガイ」です。

カオモックガイ(ข้าวหมกไก่)

〜具材をスパイスとともに炊き込んだ南アジアを代表するごちそうご飯〜
ビリヤニはマトンやチキンなどの肉、野菜、シーフードなどの具材をスパイスとともに炊き込んだ、インドをはじめとした南アジアを代表するごちそうご飯。手間暇かけた調理法や高度な調理技術、高価なサフランやナッツなどのぜいたくな材料から生み出される味わいの奥深さや見た目の華やかさは、最も高貴なご飯料理、最高に豪華なライスメニューと古来より称賛されてきました。現在も結婚披露宴から各種宴会、ホームパーティーに至るまで、ハレの日の食事のハイライトとしてビリヤニは欠かせません。

日本では、ここ10年来、着実に支持を広げてきた南インドレストランが、大皿定食の「ミールス」とともに、ビリヤニを看板メニューとして積極的にプロモートしてきました。その結果、ビリヤニもミールス同様、南インド料理ファンにその存在が浸透。さらには近年のスパイスカレーブームも相まって、「カレーライスの向こうにある、新たな究極のライスメニュー」として、より多くのエスニックファンの間で急速に関心が高まっています。
(解説:日本エスニック協会アンバサダー 渡辺 玲)

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なお日本エスニック協会では、手軽にエスニックを楽しむ「おうちエスニック」を引き続き推進。今回1位になったビリヤニも含め多くの本格的なエスニック料理レシピを公開しているとのこと。さらに手軽にエスニック料理を自宅で楽しめる「エスニック食品プレゼントキャンペーン」も実施中です。

<一般社団法人 日本エスニック協会について>
https://ethnic-as.net/

2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化「エスニック×日本」を通じた地域活性や、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な文化創造をすることをめざしています。

<概要>
●商号:一般社団法人 日本エスニック協会
●理事長:伊藤光
●事務局:〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-8-4
●設立日:2014年10月29日
●日本エスニック協会アンバサダー(50音順)
伊能 すみ子(アジア/スパイス/シンガポール)
氏家 アマラー 昭子(タイ料理)
おきよし(汎地中海料理)
佐藤 わか子(各国料理)
下関 崇子(タイ屋台料理、お惣菜)
シャンカール・ノグチ(インド)
白石 路以(タイ料理ライター)
高岡 朋子(タイ/アジアのホテル)
長澤 恵(タイ料理)
古川 音(マレーシア料理全般)
渡辺 玲(インド/スパイス/カレー)

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