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タイのエアコンメーカー「SAIJO DENKI(サイジョー・デンキ)」は2026年10月21日、中国人女性インフルエンサーがSNSで紹介したエアコンの電気代について、「事実と異なる」と反論しました。一方、この情報を報じたタイのニュースメディア「カオソッド(Khaosod)」は、事実確認が不十分だったことを認め、メーカーに謝罪しました。カオソッドが同日報じています。
騒動の発端となったのは、中国人女性インフルエンサーが公開した動画です。
動画では、SAIJO DENKIのエアコン「Smart Cool」(12,000 BTU)を使用した結果、1か月の電力消費量が790ユニット(kWh)、電気代が6,320バーツに達したと紹介されました。
部屋の家賃は月5,500バーツで、エアコンの電気代が家賃を上回るという内容でした。
これに対してSAIJO DENKIは10月21日、該当するエアコンの消費電力量について説明し、動画の内容を否定しました。
同社によると、該当モデルの最大消費電力量は1時間当たり0.973kWhです。仮に24時間連続で30日間、最大出力で運転したとしても、月間消費電力量は約700kWhにとどまると説明しています。
これは設定温度を最低の15度にし、エアコンを常に最大出力で稼働させた場合の計算です。
一方、一般的な寝室で設定温度25度、1日10時間使用する条件では、月間消費電力量は約160kWh、電気代は約675バーツになると試算しています。電気料金は1kWh当たり4.22バーツで計算しています。
メーカーの試算では、動画で紹介された6,320バーツは通常使用時の約9倍に相当します。
また、同社は該当モデルがタイ発電公社(EGAT)の省エネラベル「No.5」で4つ星の評価を取得していることを強調し、省エネ性能を備えた製品であると説明しました。
さらに、動画については、企業の評判を傷つける目的で事前に計画された可能性があるとの見方も示しています。ただし、意図的な行為だったかどうかは確認されていません。
なお、これらの数値はメーカーが示した使用条件に基づく計算であり、動画に登場した部屋の実際の電力使用状況や請求内容を検証した結果ではありません。
タイのニュースメディア「カオソッド」は10月21日、SAIJO DENKIの説明を掲載するとともに、記事末尾で謝罪しました。
カオソッドは、中国人インフルエンサーが発信した情報について、事実関係を十分に確認しないまま掲載したことを認め、メーカーに損害を与えたとして謝罪の意を表明しました。
今回の騒動は、SNSで発信されたエアコンの電気代に関する情報がニュースとして取り上げられた後、メーカー側が反論し、報道機関が事実確認不足を認めて謝罪する展開となりました。
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