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バンコク中心部では冠水が解消し、通常の生活が戻りつつある一方、郊外などでは今も水が残る地域が少なくありません。バンコク都(BMA)は2026年9月28日、洪水や冠水した水に触れることで感染するおそれがある「レプトスピラ症(โรคเลปโตสไปโรซิส、いわゆるネズミ尿病)」について注意を呼びかけています。
レプトスピラ症は、ネズミ、豚、牛、ヤギ、犬などの動物の尿に含まれる細菌によって感染する病気です。細菌が水や土、泥などに混ざり、傷口や擦り傷、長時間水に浸かってふやけた皮膚などから体内に入ることがあります。
また、汚染された水や食べ物を口にすることでも感染する可能性があります。
タイ疾病管理局(DDC)によると、感染後およそ1~2週間で、高熱、頭痛、筋肉痛、特にふくらはぎや背中の痛み、目の充血、吐き気、嘔吐などの症状が現れることがあります。重症化すると腎不全や肝不全、肺出血などを引き起こすこともあります。
バンコク都は、冠水した場所を歩く必要がある場合には長靴を着用し、できるだけ直接水に触れないよう呼びかけています。
特に傷がある場合は冠水した水への接触を避け、水の中を歩いた後は速やかに身体を洗い、清潔にすることが重要です。
主な予防方法として、次のような対応が案内されています。
・冠水した水や泥に素足で入らない
・水の中を歩く必要がある場合は長靴を着用する
・傷がある場合は、できるだけ冠水した水に触れない
・水や泥に触れた後は、石けんと清潔な水で身体を洗う
・汚染された可能性のある水や食品を口にしない
疾病管理局も、水や泥の中を歩く場合には長靴やゴム手袋などを使用し、傷がある場合は防水性のある絆創膏などで覆うよう呼びかけています。
注意が必要なのは、冠水している最中だけではありません。
水が引いた後も、道路や住宅周辺には汚泥や汚水が残る場合があります。清掃作業などで泥や水に触れる際にも、長靴や手袋を使用し、作業後は身体をよく洗うことが重要です。
疾病管理局は2026年7月24日の発表で、同年1月1日から7月21日までにタイ国内でレプトスピラ症患者2,190人、死亡者30人が確認されたとしています。
洪水や冠水した水、泥などに触れた後、1~2週間程度の間に高熱や頭痛、筋肉痛、特にふくらはぎの強い痛みなどが現れた場合は注意が必要です。
疾病管理局は、こうした症状がある場合には早めに医療機関を受診し、「冠水した水や泥に触れた」ことを医師に伝えるよう呼びかけています。
疾病管理局の相談窓口は1422です。
※出典
タイ疾病管理局「กรมควบคุมโรค เตือนประชาชนช่วงฝนตก น้ำท่วมขัง ระวังโรคเลปโตสไปโรสิสและโรคเมลิออยโดสิส」
タイ疾病管理局「ฝนตกหนัก น้ำท่วมขัง ระวังโรคจากการสัมผัสดินและน้ำ」
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