|

バンコクの大型商業施設「サイアムパラゴン」に店舗を構えるジェラート店「PARAMETER(パラメーター)」で、販売されたジェラートにガラス片が混入していたとして、客の女性が自身の体験をSNSに投稿しました。PARAMETER側は謝罪声明を発表し、医療費を負担したことや、安全管理を強化したことを明らかにしています。
★こんな記事も読まれています★
「走って豚肉」ランニング大会、5キロ完走で500グラム
PARAMETERは、サイアムパラゴンG階の「Gourmet Eats」ゾーンにあるジェラート店です。イタリア産ピスタチオやヘーゼルナッツ、日本・千葉県産の落花生などを使用した高価格帯のジェラートを販売しています。
被害を訴えたPalmmy ThaniyaさんがFacebookグループ「พวกเราคือผู้บริโภค(私たちは消費者)」に投稿した内容によると、女性が店を利用したのは投稿から約1か月前でした。
午後10時ごろ、女性はナッツを使用したジェラートを購入し、近くの店に並びながら食べていました。口に入ったナッツのような物が異常に硬かったため、そのままかんだところ、口内に痛みを感じたといいます。
同行者から舌から血が出ていると指摘され、口の中の物を吐き出したところ、豆粒ほどの大きさのガラス片が見つかったとしています。一部を飲み込んだ可能性もあり、喉にも刺激を感じたとのことです。
女性が店に戻ると、従業員は食べかけのジェラートとガラス片を回収。女性は証拠となる写真を撮影する前に、現物を店側へ渡したと説明しています。
店側は女性に病院を受診するよう勧め、診療費を負担すると説明。ジェラート代も現金で返金したといいます。
病院では、舌と頬の内側に軽い傷が確認されました。女性はガラス片を細かくかんでいたため、喉に刺さったり深い傷を負ったりすることはなかったとしています。
一方、ガラス片が清潔だったか分からないことから、医師に破傷風の予防注射を勧められたとのことです。その後、女性は診断書と医療費の領収書を店側へ提出しました。
女性によると、店側は商品の返金と医療費の負担に応じましたが、責任者から直接の謝罪や、ガラス片が混入した原因、再発防止策についての説明はなかったといいます。
女性は、事故直後には大きな問題にするつもりはなく、店側がどのように対応するかを見守っていたため、約1か月後に投稿したと説明しました。
また、損害賠償としていくら請求するかが問題なのではなく、事業者側が事故の重大性に応じた対応を自ら検討し、顧客へ提示するべきだと主張しています。
今回の投稿は店を攻撃したり、不買を呼びかけたりする目的ではなく、製造工程や品質管理、問題発生時の顧客対応を改善し、同様の事故を防いでほしいとの思いから公開したとしています。
PARAMETERはその後、「店舗利用中に顧客が事故に遭った件」と題する声明を発表し、顧客に心から謝罪しました。
声明によると、事故を把握した直後、経営陣と従業員が顧客を支援し、病院での診察を勧め、発生した医療費を負担したとしています。また、その後も継続して顧客の症状を確認したと説明しました。
顧客がSNSに投稿した後には、従業員が意見を聞き、追加で可能な支援について説明するために連絡したと主張しています。
再発防止策として、ガラス容器の管理、商品提供前の確認、業務手順の見直し、従業員教育など、サービス提供の全工程における安全対策を強化したと表明しました。
一方、声明では、ガラス片が混入した具体的な原因や工程、原因が特定されたかどうか、関連商品の販売停止や回収を行ったかについては明らかにされていません。
店側は経営陣と従業員が顧客に全面的な支援を行ったと説明していますが、顧客側は責任者からの直接の謝罪や十分な原因説明がなかったと主張しており、対応に対する双方の認識には隔たりがあります。
--
出典
・被害を訴えたPalmmy ThaniyaさんのFacebook投稿
・PARAMETER公式声明
・PARAMETER公式Facebook
・サイアムパラゴン「PARAMETER」店舗紹介
関連記事
新着記事