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2026年6月24日、タイ食品医薬品局(FDA)は、中央捜査局(CIB)およびパトゥムタニ県保健局と合同で、偽造せき止め薬を違法に製造・販売していた大規模ネットワークを摘発したと発表しました。完成品の偽薬13万9400本をはじめ、製造途中の薬液、原材料、ラベル、容器、製造機械など、総額3000万バーツを超える物品を押収しました。
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捜査当局によると、2026年6月19日、消費者保護警察(ปคบ.)などの合同チームが、パトゥムタニ県内の製造施設や保管場所など計4カ所を家宅捜索しました。
クローンルアン郡クローンホック地区の保管・販売場所では、「datissin」と表示された完成品の偽せき止め薬12万7900本のほか、空のプラスチック容器6800本、薬液を煮るためのステンレス製の鍋2個が押収されました。
ラムルークカー郡ラムルークカー地区の製造施設では、完成品1万1400本と、容器に入れられた製造途中の薬液4086本分を発見。さらに、容量1250リットルのタンク2基に入った薬液や、偽造ラベル11万4165枚、容器・ふた・段ボールなど12万5937点、充填機やふた締め機、ラベル貼付機などの機械28点も押収されました。
原材料として、亜硝酸ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸ナトリウム、着色料、砂糖など計802点も見つかりました。
また、タンヤブリー郡ランシット地区の2カ所からは、偽造ラベル計31万5240枚、製造に使用するとみられる飲料水240ガロン、偽薬100本、容器のふた7000個などが押収されました。
今回の捜索で押収された主な物品は次の通りです。
・完成品の偽せき止め薬 13万9400本
・製造途中のせき止め薬 4086本
・空容器、ふた、包装資材 13万2737点以上
・偽造ラベル 42万9405枚
・製造機械、器具、原材料など
押収品の総額は3000万バーツを超えるとみられています。
捜査の結果、グループは複数の場所から原材料や容器、包装資材を集め、ラムルークカー地区の倉庫などで薬を製造・充填していたことが判明しました。
摘発を逃れるため、製造場所を頻繁に変更していたとみられています。当局は、このグループが偽せき止め薬の製造・販売を繰り返していたネットワークだとしています。
捜査のきっかけは、液体のせき止め薬やアレルギー薬をクラトム飲料に混ぜ、酩酊を目的として飲む行為に関する情報でした。
タイでは、クラトム飲料にせき止め薬などを混ぜた飲料が「4×100」と呼ばれることがあり、特に若者による薬物の乱用につながる危険性が指摘されています。
タイ食品医薬品局のスパットラー・ブンソーム事務局長は、偽薬が不衛生な違法施設で製造された場合、病原性微生物などが混入する可能性があり、消費者の健康に重大な危険を及ぼすと警告しました。
また、登録されていない薬や違法な製造元で作られた薬は、病気を治療する効果が期待できないだけでなく、健康被害を引き起こすおそれがあるとしています。
中央捜査局のナッタサック・チャワナーサイ局長は、せき止め薬は本来、病気の治療のために使用されるものであり、基準を満たさず、有効成分も確認できない偽薬を服用した場合、治療効果が得られず、命に関わる危険もあると説明しました。
当局は、今回の行為がタイの薬事法に違反する疑いがあるとして、関係者に対する捜査を進めています。
無許可で現代医薬品を製造した場合、最高5年の禁錮刑および最高1万バーツの罰金が科される可能性があります。
また、偽薬を製造・販売した場合は、3年以上、最高で終身刑の禁錮刑および1万~5万バーツの罰金が科される可能性があります。
タイ食品医薬品局は、不審な健康関連商品や無許可製品を発見した場合、FDAホットライン「1556」などに通報するよう呼びかけています。消費者保護警察への情報提供はホットライン「1135」で受け付けています。
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