|
|

【2026年2月18日】タイのチュラロンコン大学は、マヒドン大学と共同で、ライスベリー米由来の毛根ケア技術「AnthoRice™ Complex」の技術移転提携を締結したと発表しました。研究成果の商用化を目指し、健康・ウェルネス分野への応用を進めるとしています。
★こんな記事も読まれています★
猛暑の季節が来る!タイはまもなく正式に「夏季入り」へ
AnthoRice™ Complexは、チュラロンコン大学薬学部の研究者によって開発されたもので、オーガニックのライスベリー米抽出物とStemAktiv®テクノロジーを組み合わせた技術です。国際学術誌で検証されており、2026年初頭にはシリラート病院(Siriraj Hospital)で臨床試験が予定されています。今後、一般的な化粧品からコスメシューティカル(薬用化粧品)への発展も視野に入れています。
今回の技術移転契約は、Chula PharTech Co., Ltd.とThaithonburi Corporation Co., Ltd.の間で締結され、両大学の薬学部および医学部関係者が出席しました。大学側は、この取り組みが研究成果を社会実装へつなげるモデルケースになるとの見方を示しています。
研究発表では、毛包の健康に関わる毛乳頭細胞でのオートファジー活性化や酸化ストレス軽減、幹細胞刺激などのメカニズムが紹介されました。アントシアニンや抗酸化物質を豊富に含むライスベリー抽出物が、二重の生物学的経路を通じてメラニン生成を促す可能性があり、抜け毛や若白髪への新たなアプローチとして期待されています。
また、原料となるライスベリー米は、ペッチャブーン県やピチット県の農業コミュニティから調達される予定で、GMP認証を取得した製造工程を通じて付加価値を高めることで、農家の収入向上やタイ産ハーブ・米研究の信頼性向上にも寄与するとしています。
同技術は、農業から臨床試験、商用化までを一体化した開発モデルであり、複数の国連持続可能な開発目標(SDGs)にも合致するとされています。今後は24週間の臨床試験で、毛髪密度や色の変化、頭皮の健康、安全性などを評価し、世界市場への展開を目指します。
関連記事
新着記事