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プーケット オールドタウン
タイ南部プーケット県で、子どもに関わる暴力や福祉に関する案件が、2025年10月1日から2026年1月8日までの約3か月間に40件確認されました。多くの性的被害が、子どもの身近な家庭内で発生していることが、県当局の会合で明らかになりました。2026年1月18日にプーケットニュースなどが伝えています。
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これらの数字は、プーケット県庁で開催された県司法行政開発委員会の会合で報告されたものです。会合はアドゥン・チュートン副知事が議長を務め、関係機関が出席しました。プーケット児童・家族保護施設によると、40件の内訳には家庭内暴力9件、継父による性的虐待2件が含まれています。
そのほか、12歳未満の子どもによる違法行為、家出、遺棄、脅迫、無登録の移民児童、路上生活の子どもに関する案件も確認されました。17件は保護者の養育不全に関連しており、多くは親が薬物関連事件で収監されているケースでした。対象となった子どものうち18人は児童福祉施設以外での保護措置が取られ、14件は現在も法的手続きが進められています。
比較として、前年度にあたる2024年10月1日から2025年9月30日までの期間には、児童保護センターが施設内で67件を扱い、在宅支援やフォローアップを含めると計224件の支援が行われていました。
警察による対応については、プーケット県警が捜査と関係機関との連携を担当しています。2025年には、虐待や家庭内暴力に関する通報が267件あり、そのうち241件で捜査が進み、354人が逮捕されたと報告されています。一方、裁判に至らない案件もある中で、県司法事務所によると、性的暴力や虐待に関する裁判中の案件は2025年に213件となり、2024年の82件から大幅に増加しました。
当局は、家族関係の悪化、薬物問題、離婚、保護者による監督不足、子どもの権利や自己防衛に対する認識不足などを、被害発生の主な要因として指摘しています。会合では、若者の社会的回復力を高めるユース・リーダーシップキャンプや、出所者や求職者を支援するセンターの進捗状況も確認されました。
県当局は、これらの取り組みを通じて、子ども保護体制の強化と暴力の根本的な要因への対応を進め、長期的な福祉と司法の改善につなげたいとしています。
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