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チェンマイ国際空港は、タイ北部の伝統行事「イーペン祭り(Yi Peng Festival)」および全国的に行われる「ロイクラトン祭り」に伴い、航空機の安全確保と混雑緩和のため運航スケジュールを変更しました。
空港を管理するタイ空港公社(AOT)によると、2025年11月4日から6日にかけての祭り期間中は、午後7時までにすべての出発便を終了させる特別スケジュールを導入。これは夜間に行われるランタン打ち上げの時間帯を避けるための措置です。
期間中の利用者数は1日あたり約3万2000人と、通常より17%増加すると見込まれています。空港では職員を増員し、セルフチェックイン機や顔認証システムなどの自動化サービスを推奨しています。
10月31日時点で、イーペン祭りの影響を受けた便は161便に上り、国内線41便・国際線24便の計65便が欠航、国内線64便・国際線32便の計96便が時刻変更されました。また、帰路の観光客を支援するため、祭り後には44便の特別便を追加運航します。
安全面では、ランタンや花火の打ち上げが禁止される「ノーランタンゾーン」と「特別監視区域」が県内6郡・39地区に設定されました。違反者には最長5年の禁錮刑または20万バーツ以下の罰金が科され、火災を引き起こした場合は懲役7年・罰金14万バーツまで引き上げられます。
さらに、滑走路点検回数を1日6回から8回に増やし、ランタンの残骸を除去するほか、航空管制塔との連携で空中監視を強化。航空関係者へのアルコール検査も実施しています。
空港側は、祭り期間中は市内や空港周辺で交通渋滞が発生する可能性が高いため、余裕を持って空港に向かうよう呼びかけています。
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