黒い服の供給は十分、価格つり上げ防止を徹底

タイ商務省内務貿易局の局長は、シリキット王太后陛下の崩御を受け、国民による黒い服の需要が急増している中、国内の供給は十分であり、価格の高騰は見られないと発表しました。

アヌティン首相兼内務大臣およびスパジー商務大臣の指示のもと、同局は全国の商務局に対し、市場に沿った公正な価格維持と、便乗値上げの防止を徹底するよう通達。大手メーカーや卸売・小売各社と協議し、在庫を確認した結果、黒い服は十分に確保されているとしています。

局長はバンコクのプラトゥーナム、ボーベー、サンペーン、パーフラットなど主要市場を視察し、一時的に品薄となったが現在は在庫が回復しており、販売価格も通常通りで推移していると説明。多くの店が価格を明示しており、一部で苦情が寄せられた店舗には是正を指導したと明らかにしました。

同局は10月31日もアリー市場やサパンクワイ地区などで調査を続けており、全国の商務局には、「コラナクルン・プラス」制度の利用期間中における不当値上げ防止を含め、販売状況の監視を強化するよう求めています。価格の不正が疑われる場合は、ホットライン1569で通報できると呼びかけています。