タイのタピオカ輸出が36.7％増、中国・サウジ市場開拓が後押し～日本などへの輸出拡大を目指す

タイ商務省外国貿易局の発表によると、2025年1月〜8月のタイ産タピオカの輸出量は約637万トン、輸出額は698億バーツ（約21億6,000万米ドル）に達し、前年同期比で36.7％の大幅な増加となりました。
世界的な需要の高まりと、タイ産タピオカの品質に対する高い評価が背景にあります。2025年10月7日にタイ広報局が伝えています。

今回の輸出拡大は、同局が年初から進めてきた既存市場の強化と新規市場の開拓、特に中国およびサウジアラビア市場の拡大戦略が大きな要因とされています。

今後は、日本、アラブ首長国連邦、北米、欧州市場といった高成長が見込まれる地域への輸出拡大を目指すとともに、ペットフード、化学製品、紙産業など多分野でのタピオカ利用促進にも力を入れる方針です。
2025年末までに、輸出量を年間750万トンに引き上げる目標を掲げています。