児童ポルノ配布疑いの僧侶（29歳）を逮捕、見習い僧の性的搾取を撮影

タイ中部チャンタブリ県で2025年10月2日、未成年者のわいせつ画像や動画をオンラインで配布していたとして、県内の寺に所属する29歳の僧侶が逮捕※されました。警察は寺の僧房から多数の証拠を押収しています。
※還俗後の逮捕です。

10月2日、チャンタブリー県警の捜査班は、ポンナムロン郡の寺院内を家宅捜索しました。タイ警察のインターネット児童犯罪対策部門（TICAC）から、同郡を拠点に児童ポルノがTelegramやX（旧Twitter）を通じて流通しているとの情報が寄せられたためです。

捜査の結果、違法コンテンツを配布していたグループの管理者が、寺に居住する僧侶であることが判明。僧房を捜索したところ、ノートパソコンや携帯電話などの機器から、多数の画像や動画が見つかりました。内容の多くは見習い僧の性的搾取を記録したものだったとされています。

僧侶は、秘密グループの運営を2〜3年にわたり行い、参加者から1人あたり100バーツの料金を受け取っていたとみられています。警察は僧侶に対し即時に還俗を命じ、児童ポルノの所持・制作・配布など複数の容疑で逮捕しました。

現在、当局は押収した証拠の精査と関係者の調査を進めています。