タイのサッカーチームが韓国入国できず帰国、空港で一夜過ごす事態に

タイのサッカーチーム「ジンナパットFC（Jinnaphat FC）」のメンバー13人が、韓国の入国審査で足止めされ、空港で夜を過ごしたあと、全員が帰国する事態となりました。韓国で予定されていた大会への出場はできなかったとされています。

チームは2025年10月5日に韓国で開催される「2S SPORT ULTIMATE」という大会に参加するため渡航しました。しかし、到着後の入国審査で選手13人が通過できず、チームとして大会に出場できなくなったということです。一部のスタッフは入国を許可されたものの、選手13人は全員空港で足止めされました。

その後、現地空港からはライブ配信が行われ、メンバーたちが空港の床で横になりながら、韓国当局の事情聴取を翌朝に待っている様子が伝えられました。最終的に、チームは全員が帰国の途につきました。

入国できなかった理由については、初期情報として「提出書類の内容が十分でなかった可能性」があるとされています。韓国側からは非常に細かい質問が行われ、レストランの予約時間や注文メニューの有無といった点まで確認があったということです。チーム側は往復航空券、宿泊先、招待状などを用意していたと説明しています。