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タイ国政府観光庁(TAT)は2025年11月1日から12月15日までの45日間、バンコクのチャオプラヤー川両岸で大規模なライト&アートイベント「Vijit Chao Phraya 2025(ウィジット・チャオプラヤー)」を開催します。
9月26日の朝、TATは政府機関や民間企業と合同で準備会議を開き、安全対策や交通整理、観覧エリアの整備などについて協議しました。会議にはタイ海軍、バンコク都庁、観光警察、運輸局、シリラート病院、川沿いホテル、アイコンサイアムやアジアティークといった商業施設など、多くの関係機関が参加。過去3回の開催実績を踏まえ、今年も協力体制を強化して、万全な運営を目指す方針です。
今年のイベントは、観光・ビジネス双方にとって大きな経済波及効果が期待されています。TATは、国内外から150万人以上の来場者を見込み、少なくとも5億バーツ(約21億円)の経済効果を目標としています。
そのため、TATは以下の4つの重点戦略を掲げています。
1️⃣ 統合的な広報活動 — 関係機関や民間と連携した多面的なプロモーションを実施。
2️⃣ ホテル・クルーズとの連動企画 — 川沿いホテルの宿泊プランや遊覧クルーズのプロモーションを展開し、滞在期間の延長と観光消費の拡大を狙う。
3️⃣ フォト&動画コンテストの開催 — SNS世代にも響くコンテンツを生み出し、「意味のある旅(Meaningful Travel)」の体験を共有。
4️⃣ 安全対策の徹底 — 来場者が安心して楽しめるよう、警備・交通・医療など多方面で安全管理を強化。
TATは、「Vijit Chao Phraya 2025」を単なる光のイベントではなく、チャオプラヤー川を“世界に誇る観光舞台”へと押し上げる契機にしたいとしています。
きらめく光と芸術が水辺を彩る45日間——バンコクの夜が、今年も幻想的に輝きます。
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