ミニマラソンで45歳女性が倒れ死亡

タイ東北部ナコンパノム県で2025年9月21日朝、メコン川沿いで開催されたミニマラソン「サオーンラン2025」に参加していた45歳の女性が意識を失って倒れ、搬送先の病院で死亡しました。各報道が伝えています。

亡くなったのはサコンナコン県タオガイ病院の職員ワチラさん（45）。ゴールまで残り約2キロの地点で倒れ、救急隊が心肺蘇生（CPR）を行いながら病院へ搬送しましたが、死亡が確認されました。医師は急性心不全の可能性があるとみています。

現場では友人ランナーらが「胸が苦しい」「目まいがする」と話した直後に倒れる様子を目撃しており、悲しみに包まれました。兄は「持病の甲状腺疾患はあったが、友人と参加を楽しみにしていた。好きな走りの道で最期を迎えた」と語っています。

夫でタオガイ署勤務の警察官も涙ながらに「前日に自宅を出発し、楽しみにしていた。まさかこんなことになるとは」と話し、遺体は故郷のサコンナコン県タオガイ郡で葬儀が行われる予定です。

副知事も病院を訪れ遺族を見舞い、今後必要な支援を約束しました。県や主催者側は大会で安全対策を講じていたとし、今後は参加者の健康チェックをより厳格に行う方針です。