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お笑いコンビTKOの木下隆行さん(53)が、タイ移住後にSNSへ投稿した動画を巡って批判を受け2025年9月14日、自身のXで謝罪しました。木下さんは9月2日からタイ・バンコクに移住。初めての現地からの投稿として、寺院の前で僧侶の袈裟を着た姿を動画で公開しましたが、この行為が「不謹慎」「文化への理解不足」と指摘され、SNSや匿名掲示板で批判が相次ぎ、インスタグラムの投稿はすでに削除されました。
14日に更新したXで木下さんは「またまたお騒がせしております。ただ笑ってもらいたくて撮った動画が不謹慎やとご指摘を受けました。正直知らなかったです、すいません」と投稿。さらに「でも知らないは言い訳になるのでタイに住む身として今回をきっかけに国のルールをしっかり勉強して行動したいと思います。ご指摘ありがとうございました」と謝罪しました。
タイ社会において僧侶の衣は単なる服装ではなく、国家と宗教を象徴する神聖なシンボルです。国民の大半が仏教徒であり、僧侶は信仰の中心的存在とされます。僧衣をまとうことは聖職にあると社会的に認められることを意味し、タイ刑法208条では「正当な資格なく僧侶や沙弥を装い、他人にそう信じさせる行為」を禁じています。違反した場合は禁錮1年以下または2万バーツ以下の罰金、あるいはその両方が科される可能性があり、過去には僧衣を悪用した托鉢や詐欺行為が摘発された事例もあります。
こうした背景から、たとえ冗談やネタであっても僧侶を装う行為は「信仰を侮辱した」と受け止められやすく、社会的反発を招くことがあります。映画やドラマでは文化省の検閲を経て「宗教を冒涜しない」と判断されたものだけが上映されますが、個人のSNS投稿にはそのような審査がなく、即座に不敬と見なされかねません。
50代で新たな挑戦として海外移住を決断した木下さんにとって、今回の出来事は異文化の中で生活するうえでの基本的なリスペクトの重要性を示すものとなりました。今後、現地社会にどう溶け込み、芸能活動や生活を築いていくのか注目されます。
またまたお騒がせしております。
— TKO きのした (@tkokinosita) September 14, 2025
ただ笑ってもらいたくて撮った動画が不謹慎やとご指摘を受けました。
正直知らなかったです、すいません。
でも知らないは言い訳になるのでタイに住む身として今回をきっかけに国のルールをしっかり勉強して行動したいと思います。
ご指摘ありがとうございました。
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