タイ新首相の総資産を公開

タイ国家汚職防止委員会（NACC）は2025年9月9日、アヌティン・チャーンウィーラクーン新首相の最新の資産・負債報告を公表しました。

報告によると、アヌティン首相の総資産は39億8,000万バーツ規模で、前年より約4億3,000万バーツ減少。負債は約500万バーツにとどまりました。内訳は預金や投資に加え、土地15区画、住宅や商業ビル、高級車4台、船2隻、航空機3機など多岐にわたり、高級時計22本、仏像24体、美術品などの動産も含まれています。

また、事実婚関係にあるタノノン・ニラミット氏も資産を申告。総額は約5,600万バーツで、土地購入のほか、腕時計やブランドバッグなどを所有していることが明らかになりました。

今回の報告では、以前に記載されていたポルシェが除外されている一方、エンブラエル・レガシー600などの航空機が含まれるなど、資産構成に変化が見られます。

2023年の申告時に比べ、アヌティン首相とタノノン氏の資産は合計で約4億3,000万バーツ減少しており、NACCの発表は国内で大きな注目を集めています。