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【2025年8月14日】アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』がタイでも2025年8月12日より公開され、わずか3日間で興行収入が1億バーツを突破するなど、好調なスタートを切っています。そんな中、ある地方映画館に掲出された巨大な手描きポスターが海外のSNSで拡散され、思わぬ注目を集めました。
ポスターは、主要キャラクターを手作業で描いたもので、レトロで独特なタッチが特徴。あるアカウントがこのポスターをXに投稿し、タイ国外から「これは炭治郎なのか?」「我が家にも鬼滅の刃があるよ」といった冗談めいたコメントが多数寄せられました。投稿は3,000件以上リポストされ、閲覧数は600万回を超えるほどの反響を呼びましたが、現在このポストは削除されています。
一方で、こうした“笑い”の反応に対し、タイ国内のユーザーからは強い反論や擁護の声が上がりました。
「これはAIには絶対に真似できない。手描きは文化遺産」
「昔のハリウッド映画だって、こういうポスターだった」
「今でもこういうスタイルを続けているのは地方の小さな映画館だけ。貴重なんだ」
中には、「描かれているキャラの顔はたしかに歪んで見えるが、それが味だ」「こういう手描き看板の画家は高齢の方が多く、次世代が育っていない」といった現実的な指摘も多く見られました。また、「こうやって話題になるのも、ある意味では“勝ち”」と前向きに捉える意見も。
タイでは地方映画館を中心に、かつてはすべてのポスターが手描きで制作されていた時代があり、現在も一部ではその文化が生き残っています。
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