タイ東北部ノーンカイ県「偽卵」騒動、実は低品質卵

アンチフェイクニュースセンターは2025年8月9日、SNSで拡散している「ノーンカイ県で偽卵が出回っている」という情報について、事実ではないと発表しました。

発端は、同県ノンプートーン地区の住民が「移動販売の車から1パック130バーツで購入した“肉用種の鶏卵”を茹でたところ、白身がゼリー状になり、黄身が粉状で異臭がした」として「偽卵ではないか」と訴えたことでした。

しかし、県保健当局の調査で判明したのは、これはプラスチックなどで作られた偽物ではなく、品質の劣化した等級外の卵であるということ。こうした現象は、卵の古さや保管環境、品質など複数の要因で発生する可能性があると説明しています。

アンチフェイクニュースセンターは、「情報を拡散する前に必ず確認を」と呼びかけています。