教育現場の悩み抱えた女性教員、バンコク北部のショッピングモールで転落死

2025年7月5日午後、バンコク北部の大型ショッピングモールで、女性が高所から転落し死亡する事故が発生しました。亡くなったのは、オンラインでコンピューターを教えていた35歳の女性教員。近くにいた母親によれば、以前から仕事のストレスを抱えていたということです。各報道が伝えています。

警察や法医学関係者が確認したところ、女性は5階の駐車場から転落したとみられ、現場には彼女の所持品が残されていました。遺体は施設近くの道路で発見され、頭部に大きな損傷が見られたとのことです。

女性は当日、母親とともにモールを訪れていました。ビーズアクセサリー作りの教室に参加する予定だったものの、実際には教室には現れず、その後の発見に至りました。

家族の話では、女性は教育関連のプロジェクトに強いプレッシャーを感じており、「もう限界だ」と漏らすこともあったといいます。うつ症状があったとされ、家族は気にかけていたものの、今回の出来事は予想外だったと語っています。

警察は事件性の有無を慎重に調べるとともに、遺体を病院の法医学部門に搬送し、死因の詳しい検証を進めています。