公衆トイレでの隠し撮り動画を有料配信か、バンコクで26歳の男を逮捕

バンコク首都警察は2025年5月23日早朝、チャトゥチャック区ジョームポン地区のアパートで、わいせつ動画の違法配信に関与した疑いで26歳の男を逮捕しました。押収されたのは、スマートフォン1台とデスクトップパソコン一式です。

警察の捜査は、SNS上に投稿された「公共トイレ内での隠し撮り」とみられる画像が発端でした。該当アカウントでは「本物のグループです。騙しません。250人中100人限定で参加可能」として、有料の秘密グループへの参加を勧誘していたことから、警察が関係先の捜索を実施。男がグループの運営者であることが判明しました。

男は児童ポルノに関するタイ刑法第287/2条に違反した疑いがもたれており、裁判所の捜索令状に基づいて立件されています。

供述によると、男は2024年半ばにSNSを通じて「公共トイレでのわいせつ動画」に関心を持つ利用者と接触。その後、ショッピングモールのトイレで隠し撮りを始め、一般客、学生、店舗従業員、さらには有名人とされる人物を被写体にしていたといいます。

撮影された動画は100バーツの参加費を取って運営される「秘密グループ」で配信されており、男は「参加費は次の撮影の資金に充てていた」と話しているということです。

現在、この男はスティサーン警察署に送致され、法に基づき厳正に処理される見通しです。

警察は市民に対し、公共施設を利用する際には不審な行動に注意するよう呼びかけており、違法行為や不審者に関する情報提供は、バンコク首都警察捜査部のFacebookページ「สืบนครบาล IDMB」で24時間受け付けています。